「日経マネー(10号)に乖離率1位(5.4倍)にミネベアがなっていたので購入を検討しているのですが、時期的にはよいのでしょうか」とのリクエストをいただきました。
週足チャートを見てみますと、好業績を背景に今年6月までは26週移動平均線(水色)を支持線に長期上昇トレンドを形成していました。
しかし、上昇トレンドが崩れ始めた7月以降から、ここを押し目とみた買いで信用の買い残が急激に増加した場面がございます。信用の期日は6ヶ月ですので、50週移動平均線(橙色)を大きく割り込んで下落に転じて以降、戻りも限定的となっている今の状況では、目先持ち高調整の動きが台頭し上値が重い局面が続くと考えられます。
株価が移動平均線から大きく乖離すると、その後収束に向かうという考え方もありますが、需給の調整が終了するまでは戻りは売られやすい局面にあります。
業績良好な銘柄で全体的なリスクオフの流れから低調な動きとなっていますが、日足チャートで見ると下値を固めつつありますが立ち上がりの動きはまだありません。
仮に、8月の急落後のレンジ相場の下限(9月29日の安値)1,233円を割り込む動きとなれば、下げ余地は大きいですので注意が必要でしょう。
ただ、今年前半までは押し目は必ず買われてきた銘柄です。
信用残の推移から安値圏での買い意欲はいまだ旺盛と見れますので長期目線で安いところを拾っていこうという向きは多いのたど感じます。