「いろいろ言われておりますが、中期投資で考えております。買値をどのあたりで入れたら宜しいですか。分析よろしくお願い致します。」とのリクエストをいただきました。
日足チャートを見てみましょう。
25日移動平均線(緑色)は上向き、かつ75日移動平均線(水色)より上にあり、株価も25日移動平均線を上回る上昇基調です。上昇基調を続けている間は下げたら押し目買いのスタンスで考えます。
押し目の確認にはRCIがお勧めです。
RCIは相場の過熱感を測る代表的なテクニカル指標の一つで、現在の株価が割安か割高かを判断するときに使われます。
また、ある期間内の株価(終値)に上昇順位をつけ、その期間の日数との相関関係を指数化したものなので「上がり始め」「下がり始め」の時期とタイミングを捉えることができます。ここ数か月のチャートを見てみますと○印のところがちょうど相場の山谷を示しているこことが分かります。
現在のRCIを確認してみますと、短期の9日・13日PCIがともに過熱感を示していますので短期的に勢いがある状態ですが、中期投資の場合は日柄調整をしつつ短期的な加熱感がおさまってきた辺りが、押し目の好機となります。
バイオ関連は、ここ数か月日経平均が軟調に推移するなかで物色されており、目先の好材料も支援材料となっています。
材料消化から出来高が激減するような状態でなければ、このようなRCIが底値で陽転してくるような状態が、中期的には高値掴みをすることなく相場に乗れるチャンスであると考えます。