「お世話になります。月刊誌で長期保有でもつには良いと書いてあり、長期保有で検討していたところ1か月で少し下がってきました。今後の予想を教えていただけないでしょうか。」と、リクエストいただきました。
週足チャートを見てみましょう。
13週移動平均線(緑色)・26週移動平均線(水色)は下向きで株価がその下にあります。
これらの移動平均線が上値抵抗として機能しているうちは、基調は下降です。
長期のチャートでみれば、歴史的には確かに安いレベルまで落ちてきていますので、長期派がそろそろと思案する場面ではありますが、テクニカル面では下げ止まりが確認できるまで、買いは見送られたほうがよさそうです。
需給面でも信用取組が12.6倍と買残が多く、このことも上値が重い要因となっています。短期的に、戻りがあったとしても買残の整理が進んでいくまでは、戻りを叩かれる可能性も高く注意が必要です。
また、本日は英国のEU離脱を問う選挙の開票状況に一喜一憂し乱高下となっております。為替相場ではドル円相場が一時1ドル=100円を割り込むなど、輸出企業にとっては足元の円高基調が重石となっておりますので、目先買の手は控えられそうです。