「いつも参考にさせていただいています。株価が下がってきたので購入を考えているのですが今後の動きを教えていただけないでしょうか。」と、リクエストいただきました。
ご覧のように株価は下値を切り下げ、直近では値幅もなく、出来高も低調です。市場参加者が限定的で動意のない状態のチャートは短期売買には向きません。
株価だけをみると3000円近辺で下げ止まっているようにも感じますが、需給状態からみると大きく売り込まれるだけの出来高もない状態です。
上段の転換足を見ますと、25日移動平均線(緑)よりも下にある時の転換足の陽線(赤)は長く続かない傾向があることがわかります。今は下げ相場の一時的な踊り場なので、再度転換足が陰転(青)した時には、下値を一段切さげる展開に注意が必要でしょう。
次に、週足チャートを確認しましょう。
株価は5週移動平均線(桃)を上値抵抗線に下げ続けています。この5週移動平均線が上値抵抗線として機能し続けている間は下降基調です。株価は数年来の安値に差し掛かっており割安ではありますが、まだ買いが集まる状態ではないように感じます。
長期投資でご検討の場合も、同業種(他の不動産株)に保合い上抜けなどの動きが出てきてからでも遅くないと考えます。
余裕資金でじっくり持つ場合のみ検討とします。