「上昇転換したと判断して良いでしょうか。よろしくお願いいたします。」と、リクエストいただきました。
それでは、日足チャートを見てみましょう。
昨日の上昇で75日移動平均線(水)を上抜き、本日も高値模索の展開から始まりました。
しかし、直近5/11高値(210.7円)が高値で意識されたことで、大引けにかけては上げ幅を縮小する動きとなりました。
今後、再度5/11高値を伺う展開とならなければ、短期的には戻りの売り場を探るポイントとなりうるため要注意です。
続いて、週足チャートを見てみましょう。
ご覧のようにペナント型ボックス(三角持合い)の形状です。切り上がってきた下値支持線を下回ることなく、切り下がってきた上値抵抗線を上抜くこと(上放れ)となれば、上昇転換の買いシグナルです。終値ベースでしっかりこのラインを上抜けられるかどうかが目先の焦点でしょう。
アメリカの長期金利の上昇が報じられると一時プラスに動く傾向がありますが、米国10年債利回りも2%前半で伸び悩んでいますので、大きな動きがない限り上値は重いと感じます。
じっくり長期目線で買うようであれば買い場でありますが、今後も日経平均株価と米国10年債利回りの動向に注目しながら取り組んでいく必要がありそうです。