「建設会社の中では出遅れ気味で、以前から注目していましたが、今回4-6月の業績が非常に良く、中長期で保有したいと考えております。何か注意する点がありましたら、ご教授いただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。」と、リクエストいただきました。
それでは、週足チャートを見てみましょう。
足元の株価は、移動平均線収斂からの立ち上がり。また、13週移動平均線(緑)を上回る上昇基調となっています。右肩上がりの13週移動平均線を、株価が上回る間は上昇基調が継続中と見ます。中長期トレードであれば、押し目待ちで買い場を探るスタンスでよいかと思いますが、ボックスの高値付近では売りものも出やすくなりますので注意しましょう。
目先の上値の焦点は、昨年12月の高値(375円)。この近辺は14年9月高値(534円)から16年2月安値(214円)までの下落に対する半値戻し水準でもあります。ついで、昨年8月高値(393円)。ここは長く続いた下降相場の最初の戻り高値でもあり、ここを突破できるか否かが、その後の上昇を占う上で最も重要なポイントと言えそうです。
一方の下値のポイントは、13週移動平均線(緑)。ここを下回ると売り転換となります。