「いつもお世話になっております。2017年7月2635円で購入しました。そろそろ売り時かと思っておりますがどのように判断されますか?お教え下さい。」と、リクエストいただきました。
それでは日足チャートを見てみましょう。
7月に公募増資の発表を受けて急落。株式の希薄化や需給悪化を懸念する売りもので窓を空けての下落となりましたが、一昨年11月の安値2,444円が支持として意識されたことや、10月前半に窓埋めにとりかかる動きとなったことで下げ止まりを確認。ついで、今回10月26日の決算発表を受けて急上昇となっています。
18年3月期の連結経常利益を従来予想の110億円から120億円に9.1%上方修正されたことが買い材料視されました。
決算発表をうけた動意は、通常おおよそ発表から2・3日間ぐらいまでと考えていますが、相次ぎ発表となる好業績が全体の株価を押し上げ活況を呈していますので、日経平均が上昇している間は、最小の利益確定ラインを予め決めておきながら利幅をのばすことを考えてもよいかもしれません。
日経平均は本日、21年4カ月ぶり高値を示現。万年出遅れとなっている金融・不動産株にも資金が入ってくれば期待できかもしれません。
ただ、チャート上ではポイントをひとつずつ押さえていかなければなりません。
まずは、7月に空けた窓を埋めにいけるのか否か。埋めた後に達成感から逆に売られることはないかどうか。下げた場合は3000の節目を維持できるか。
仮に明日、本日安値割り込むことがあればを3連休前となりますので手仕舞いを要検討です。