東証1部 2914 JTのリクエスト分析

「いつも参考にさせていただいています。5年前の価格水準まで下落してきました。中長期保有で検討しているのですが、今後の予想をお願いできないでしょうか。」と、リクエストいただきました。

それでは、長期の月足チャートを見てみましょう。
ご指摘の通り、株価は4~5年前の水準まで下げてきました。3,000円水準がポイントとしてとらえることができますが、フォーメーションは三尊を形成している様に見えます。仮に3,000円を株価が割ることがあれば、下方向へのリスクが高くなります。
緑色の移動平均線は1年移動平均です。株価は同線を上値の抵抗線に下げ続ける間は、下降基調です。

続いて、週足チャートを見て見ましょう。

上段は日経平均株価、下段がJTです。
2月に入ってからの急落で、どちらも大幅な下落を余儀なくされています。
ただし、今回の下落に関して言えば全体相場(日経平均)は上昇基調の押しと見ることもできますが、JTの場合は下降相場継続中に一段の下げを見せた格好となっており、打診で買いがボチボチ入ってきている日経平均と比べると、戻りもないことから相場の弱さが感じられます。

相場の基調が下降基調であれば、5年来の安値水準であっても安値は切り下がっていくリスクが高くなります。長期目線であっても、下げ止まる動きになるまでは買いは見送りです。また、下降基調の相場では、戻りは売られる傾向がありますので注意が必要でしょう。戻りを高値を試す場合も、3,500円を突破できるか否かは大きな焦点となりそうです。

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