「1400円で400株購入。今買い増ししたいと考えております。いかがでしょうか。宜しくお願い致します。」と、リクエストいただきました。
それでは、日足チャートを見てみましょう。
8月14日に発表した2019年3月期第1四半期の税引前損益がマイナス199百万円であったことを受け、窓を空けての大幅下落。株価は1000円の大台を下抜け、更に下げ幅を拡大する展開となりました。
上場して4年半になりますが、未だ業績の黒字転換への兆しが見えないこと、また急落後の自立反発の動きが限定的だったことも、失望売りを誘った模様です。
現状も、急落の戻りが見られないため、買い増しをしても2重にリスクをとっていくことになりそうです。
また、戻りを試す局面では1000円の大台、さらには8月14日と15日の間に空けた窓の下限1021円を超えて窓を埋めにいけるのかが焦点となります。この水準が抵抗帯として意識されますと、買い増しをして平均単価を下げる効果も限定されるでしょう。買い増す場合は、当面の戻り高値を意識して取り組む必要がありそうです。
ついで、月足チャートをみてみましょう。
下値支持線として意識されていた1200円近辺を割り、上場時の初値851円をも下回る格好となっています。上場来の安値495円が視野入りしていますので、下げ止まりはいまだ確認できない状況です。戻りが入ったとしても、上値では各抵抗帯が控えています。
将来性を嘱望され賑わった銘柄ですが、今回の下落は、足元の業績にも投資家が目を向けてきたということでしょう。
今後の業績発表や、発表されるIR動向にも気を払いながら取り組んでいきましょう。