「お世話になっております。先日、日本郵政の件で質問したものです。配当につられて購入意欲がありましたが東北電力も配当が高くチャートを見ても今が底と見え日本郵政より安全かと思うのですがいかがでしょうか。」と、リクエストいただきました。
それでは週足チャートを見てみましょう。
ご覧のように、一昨年後半から1000円の大台を中心にボックスでの動きとなっていました。株価水準は底値のように見えますが、直近このボックスを下割れしてきたことで下げ止まりを確認できない状態となっています。
株価は右肩下がりの13・26週移動平均線の下、9・13週RCIも現在下向きです。
底値が安定するまでは、買いは見送りが賢明です。
また、今年7月より信用買い残が増加傾向で信用倍率は7.0倍となっています。年末から年明けにむけても軟調な傾向が続くようですと、需給の整理から上値の重たくなることも予想されますので注意が必要でしょう。
上値は800円前半にあるボックス下弦が抵抗線として意識されそうです。
下げ止まりが確認できないうちに保有すると、利確のタイミングが取れず長期保有となりがちですので配当狙いといえども、エントリーのタイミングは重要です。
10月28日に決算発表が予定されております。決算動意を見送って需給の調整・日柄・材料を待って株価の方向を確認されてからでもよいかと思います。