「マイナンバー関連等で今後の業績に期待できそうに思いますが、チャート上はどう判断すれば良いでしょうか。アドバイスをお願いいたします。」とのリクエストをいただきました。
日足チャートを見てみますと、長期投資の売買指針である200日移動平均線を上値抜けしたことで、立ち上がりの形状となっています。
来年1月から始まるマイナンバー制度への期待から下値では底堅く、直近では年初来高値を更新してきたことで短期的に値が軽くなっています。
チャート上での上値焦点は、昨年7月に付けた高値405円です。このレベルは昨年11月の上昇局面でも戻りを叩かれており、強い抵抗として意識されるところです。
抜ければ今度はそこが逆に強い支持線として機能していきますが、まずはこの攻防に注目です。
2015年4月28日は決算発表が予定されています。
ここでは来期の予想がでて参りますので、強い予想が出てくれば上値抜けを後押しすることになりますが、先に好材料を折込む相場展開が発表前に続けば、戻りで叩かれることも想定しておく必要があるでしょう。
長期的に見れば、国策絡みの好材料ですが目先はチャートのポイントと決算予想をひとつづつ確認していく必要がありそうです。