「以前にもこの銘柄でリクエストさせていただきました。三角保合いを下放れし、一体どこまで下がるのだろう?と様子を見ていましたが、昨日、出来高を伴って強い陽線をつけました。過熱感のある銘柄を利益確定売りした資金が、出遅れ銘柄に流れて来ているのでしょうか。今後の株価見通しについてアドバイスをお願いいたします!」とのリクエストをいただきました。
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昨年好調であった建設株ですが、西松建設は今年に入ってから三角保合い、並びに50週移移動平均線(橙色)を下割れ、長期上昇トレンドを崩してきました。
今週になって買戻しの動きも見られていますが、株価はまだ13週線(緑線)の下に位置しておりますので戻り局面では各移動平均線が要所々々で抵抗帯として意識されることになります。
信用倍率は昨年末から増加傾向にあり、また直近では51.3倍と高水準です。
ここにきて日経が一時2万円台を付けた後足踏み状態となっていることで、出遅れ株の個別物色も見られますが、現状は下降基調が続くと見るチャートのパターンです。
ただ、今週5週線を上回って引けると4/10安値(404円)が一番底になる可能性もあります。
来週以降13週線との攻防が予想されますが、上伸する材料が今後あるとするならば5月13日に発表が予定されている決算期待での動意でしょう。