東証1部 4901 富士フイルムのリクエスト分析

「昨年ニーサで3100円で買いました。まだまだ先にいけるものと思うのですがいかがなものでしょうか、ご指導よろしくお願いいたします。」とのリクエストをいただきました。

日足チャートを見てみますと、株価は緑色の25日移動平均線を下値支持線に上昇基調です。桃色の10日移動平均線を上回っている間は強い相場が続きますが、直近MACDヒストグラムは減少傾向ですので動向の見極めが必要な局面です。

昨年3,100円で購入とのことですので、上昇基調の中で25日移動平均線のあたりまで調整を加えたとしてもまだ利益は残ります。この先も継続保有し上値を伸ばすことをお考えであるならば、この辺りまでの下値リスクは考慮しなければなりません。

日経平均株価が2万円アンダーで足踏みしている状態が続くようであれば、一旦は益出しを考えてもよいレベルであるとは思います。

また、今月30日には決算発表が予定されています。内容は蓋を開けてみなければわかりませんが、これまで期待で買われているようであれば発表直後に確定売りが出ることもあるでしょう。

月足チャートで長期の推移を確認しますと、5,500~5,700円レベルがいずれも過去の高値となっていることがわかります。上値を伸ばす方針であっても、5,000円の大台やこのレベルは抵抗帯となりますので念頭にいれておきましょう。

現在株価は6ヶ月移動平均線を下値支持線に上昇基調ですが、高値警戒感はあります。株価が6ヶ月移動平均線を下回ったら下降転換に要注意です。

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