東証マザーズ 7779 CYBERDYNEのリクエスト分析

「赤字続きの会社ではありますが、特殊な分野で将来性を強く感じます。株式投資で夢ばかり追っていてはいけないことだとは思いますが、この会社には何か夢を感じでしまいます。ご助言を頂ければ幸いです。」とのリクエストをいただきました。

週足チャートを見てみましょう。
株価は上場時の初値を上回って取引されています。過去1200円程度まで下押しすることがありましたが、期待の高さからか安値では買いが下支えしました。

ただ、13週移動平均線(緑色)等の移動平均線は下向きでかつ株価はそれらを下回る下降基調です。

信用の買い残も依然高水準ですので、戻りは各移動平均線を上値抵抗線として売られやすい状態と言えます。この下げ相場が続く限りテクニカル的には買いは見送りです。MACDヒストグラムを見てみても、0ラインを越えられず増加に転換できずにいます。

将来への期待から上場時から注目を集め買われてきた現状がございますが、上場してから約1年半、業績等の実績も問われてくる局面です。

主力商品のHAL腰タイプの稼働台数が順調に増加しているとのIR情報が昨日ありましたが、11月13日決算発表でこれを踏まえた業績が示されるのかどうか、足元のデータに注目が集まります。

仮に手仕舞いが進み1,200円近辺を割り込む動きとなれば、初値851円が視野入りするため要注意です。

生活支援ロボット事業を専業とする会社は他上場企業には例がなくこの分野では先駆者です。将来性・未来的といったイメージで投資家受けがよい銘柄のひとつですが、目先は需給の改善を待って下げ止まりを確認した後の再考が得策でしょう。

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