「以前、森精機で良いアドバイス有り難う御座いました。ファーストリテイリングは激しい下落ですが、チャート的に2-3ヶ月の短期の上値、下値のめどをご教授いただけたら幸いです。」とのリクエストをいただきました。
週足チャートを見てみましょう。
今年に入って、昨年10月につけた安値(41,650円)を割込み下値模索の展開となっています。下値を切り下げるようなら短期的な下値のめどは、まず一昨年の安値(30,950円)、次いで30,000円の大台近辺です。
また、戻り高値はまず40,000円の大台ついで昨年10月安値(41,650円)です。この位置は三尊をとりますと、ちょうどネックラインでもありますので、買残が多い状態であれば強い抵抗となる可能性があります。
こちらの銘柄は、ご存じのように日経平均株価への寄与度が非常に高い銘柄ですので日経平均株価が下げ止まりをみせないうちは、買は見送りです。
ファーストリテイリングの財務欄で地域別セグメントを見てみますと、売上の約半分は海外が占め、うち1割以上を中国に依存していることがわかります。中国経済の鈍化は、日経平均の下落にも表れているようにネガティブに捉えられますので、今後も中国経済並びに日経平均株価の動向にも注意が必要です。