「円高傾向の状況とは言え、今迄の業績面から少々下げ過ぎでは有りませんかね。今後の見通しを教えて下さい。」とのリクエストをいただきました。
自動車株や輸出関連株を取組まれる場合は、為替の動向はどうしても切り離すことはできません。その業績も、為替レートが想定から大きく円高に進行するようなことがあればマイナス要因となるためです。
同社の決算資料から、トヨタの想定為替レートは1ドル=120円とされています。
G20開けの為替相場は、現在113円を割込んで推移しており業績面への影響が懸念されます。
それでは改めてチャートを見てみましょう。
ご覧のように各移動平均線は右肩下がり、かつ10日・25日移動平均線より株価は下にある下降基調です。テクニカル的には、10日・25日移動平均線が上値抵抗線として機能している間は、戻れば売られる相場と見ますので、底打ち感が出てくるまでは買いは見送られたほうがよいでしょう。