「お世話になっています。マイナス金利の影響か判りませんが、メガバンクがだいぶ下がってきました。購入を考えているのですが、今後の予想を教えていただけないでしょうか。」と、リクエストいただきました。
本日、英国の国民投票はEU離脱派の勝利が優勢・確実と報じられたことでメガバンクにはリスクオフからの売りが膨らみました。
先週の日銀金融決定会合は無難にこなし、前日まではトリプルボトム形成(逆三尊)形成か?!と底堅さが伺えた商状でしたが、本日の急落で2月の安値(2819.5円)を再度意識せねばいけなくなる相場展開となっています。
仮に、この直近安値(2819.5円)下抜けとなれば、さらなる下落に注意しなければなりません。
内需関連で円高リスクは輸出関連株に比べれば軽微でも、全体のリスクオフの流れには逆らえませんので、英国のEU離脱が日本経済・金融市場へもたらす影響を監視していかなければならないでしょう。
財務面では、連結PBR(0.5倍)、連結PER(6.4倍)と、ともに割安です。
じっくりもつイメージで、値ごろ感からの買いを検討されているようであっても、一連の外部要因が落ち着きを見せ始めてからのほうがよさそうです。
来週以降、材料出尽くしから反発の動きがあったとしても上値は限定的となりそうです。
目途は75日移動平均線(水色)3,410円、ついでレンジ上限3,800円近辺と見ています。