「お世話になります。だいぶ戻してきましたが持ち株が買値以下の状況で、ここからの分析をテクニカル、ファンダメンタルズ両方でしていただけると幸いです。よろしくお願いいたします。」と、リクエストいただきました。
それでは、週足チャートを見てみましょう。
昨年後半に50週移動平均線(橙)を株価が割れ上昇トレンドを崩してから、長らく下降相場が続きましたが、今年の年央から各種移動平均線が収斂してきたことで、持合い相場へと変化してきています。
また、目先は13週・26週移動平均線を株価が突破してきていることから下げ渋り感が出てきました。しかし、水準は底値でまだ下値ボックスの動きです。
この先、50週移動平均線を明確に突破して下げ止まりの動きが見られるのか否かが最初の焦点。 下値は13週移動平均線(緑)を支持線に、下値を切り上げ上昇相場を形成していけるのか注目です。
ただし、一目均衡表を見てみますと上には厚い雲が控えています。
この雲の下限水準では上値が重たくなることが想定されます。また、ひとたび雲入りとなりますと乱高下が予測されますので注意が必要です。厚かった雲がだんだん薄くなったりねじれてくると、相場が転換しやすくなりますが現状ではしばらく時間がかかりそうです。
ファンダメンタルズの視点からは、PER・PBRとも割安を示しています。第2四半期が前年同期比減益となったことで通期予想の進捗が低調なのが気になりますが、今回11月発表で通期予想の変更はなかったことから下半期での巻き返しに期待したいところです。