「いつも大変参考にさせていただいています。同銘柄の決算ですが、為替差損や有価証券評価損がなければ、非常に良い内容に見えます。新規購入を考えていますので、チャートの分析をよろしくお願いいたします。」と、リクエストいただきました。
長く下降トレンドを形成してきましたが、年明けからは25日移動平均線を意識した動きを見せ下げ渋り感が出ていました。また、昨日の決算発表を受けて上昇したことで、株価はニ番底を形成したかのように見えます。
財務面では、ご指摘のように為替差損や特損として計上した有価証券評価損がありますが、通期売上の見通しについては据え置きとなっているため大きな心配はないのではないかと考えます。
「二番底は黙って買え」という相場格言がありますが、今回は決算直後の上昇ということで、決算材料を消化した後の動きを見極めてからがよいかと思います。
本日、75日移動平均線を上抜けしてきましたが、今後この75日移動平均線が下値支持線として機能していけるか否か、数日中に再度下割れしてくるようですと今回の上昇は一過性の上昇である可能性がでてきます。翌日以降も75日移動平均線を維持できるか、また、今後出来高が大きく急減していくことがないことを確認していくのも重要です。
取引参加者が極端に減るようであれば要注意ですが現在の取引高を維持していくようであれば、信用倍率の高水準も懸念材料ではありません。
以上のことに注意しながら、上昇トレンドを形成できるか確認していきましょう。