東証1部 7203トヨタのリクエスト分析

「先日来、ずいぶん株価は上げてはきたのですが、業績など鑑みてもまだまだ上昇余地があると思うのですが、いかがでしょうか?よろしくご教示のほどお願いいたします。」と、リクエストいただきました。

11月に入って一時は1ドル=109円半ばまで円安が進行していたドル/円相場ですが、ここにきて1ドル=108円半ばを下回る水準までじわり円高が進んできたことで、目先は利益確定売りを誘発しやすい地合いとなっています。

自動車株は為替感応度の高い銘柄です。
トヨタの場合、為替が1円円高に動くと400億円利益が目減りするといわれています。
そのため、輸出採算悪化への警戒感が一時高値更新を阻むかっこうとなっており、今後のドル/円相場の動向にも目が離せません。

それでは、週足チャートを見てみましょう。

13週移動平均線(緑)・26週移動平均線(水)右肩上がりと中・長期目線で考えますと、上昇基調を維持していますので上げ余地はあります。

しかし、目先は5週移動平均線(桃)を割込んできており短期的には調整売りに注意が必要な局面です。

昨年末からの上昇局面では、調整を入れながらも安値を切り上げて上昇してきましたので、ここからエントリーするようであれば、調整を待ってタイミングを計ってもいいかもしれません。

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