「お世話になります。2017年11月10000株購入61円で購入し塩漬です。この度、株主総会の案内が株主西村氏と(株)プロスペクト株主総会事務局からのと2通届きました。案内を読んでも私はさっぱり理解できませんでした。会社側からは、自分の方の議決権をと電話がありました。要するに会社と大株主との対立と理解しましたが、塩漬けを回避できる可能性があるのは・・・どう考えたら良いのでしょうかお教え下さい。」と、リクエストいただきました。
テクニカル分析のコーナーですので、会社と大株主との経営権抗争につきましては言及を控えさせていただきます。ただし、個人の浮動株の多い株ですので一般株主を蔑ろに翻弄させることは経営側大株主側双方控えていただきたいものです。
それでは、月足チャートを見てみましょう。
一目均衡表を見てみますと、右肩下がりの37円近辺の基準線が目先の抵抗ラインとなります。仮に、上抜けできたとしても買値の付近には一目の雲が厚く控えておりこの水準を短期で超えていくにはそれなりの材料が必要でしょう。
過去数回の急騰は、公開買買い付けやファンドの買収などの報によるものでした。短期売買筋で仕手のような動きになることもありますが、数年に1度動きだすかどうかの妙味の少ない銘柄のように思えます。
数年かけて数十円狙うのは、効率のよいトレードとは言えません。
現状の塩漬け株に関しては長いお付き合いになると思われますが、今後の企業アクションによって株価が急騰するような局面があれば早めの手仕舞いを考えられてもいいかと思います。一般投資家向けへ透明性と企業姿勢、ビションや示せない企業への長期投資はさけたいものです。