「2021年9月@1758で100株購入。先日、日本テレビに1900円でTOBされるとの発表がありました。しかし上場は維持されるとのことです。今迄TOBされた株は上場廃止となると思っていましたので・・・どのように考えたら良いのでしょうか。1900円近辺で離すのがベストですか。」と、リクエストいただきました。
それでは、日足チャートを見てみましょう。
ご覧のように、前週末12日の取引終了後に日本テレビ放送網と資本・業務提携したとの発表があってからマドをあけての上昇となっています。
ビーグリーに対しての日本テレビのTOBは持ち分法適用関連会社化を目的に1株1900円。買い付け予定数は上限151万4900株(下限71万3000株)、買い付け期間は11月15日から12月23日までとなっています。
同時に第三者割当増資も実施すると発表されており、総額約20億円の資金を調達することになっています。一般的に増資が行われると、1株あたりの利益が「希薄化」され既存株主にとってはマイナス要素となるものの、増資をして資金調達をする目的が将来に期待が持てる内容であれば好感される場合もあります。
増資の希薄化を織り込んでいれば強い相場ですが、買い付け期間の終了が迫ってくるようで下にあけた窓を埋めに行くような動きがあれば利確を考えてもよいでしょう。
購入が1758円ということですので、窓埋めに取り掛かれば含み益が減少してしまいますので、窓上弦の1783円はポイントとして押さえておいてください。これを維持できるかは重要です。窓下弦は1694円。
増資の影響がどの程度でてくるかは今後の動きを見ていかなければわかりません。