東証1部 3132 マクニカ・富士エレホールディングスのリクエスト分析

「平均単価1620円で保有しています。上昇トレンドに乗って、行けるところまで流れについて行こうと思っています。今後、上値抵抗ラインとして意識されやすい水準等について分析をお願いいたします。中期経営計画では2021年度の連結純利益が130億円以上となっており、個人的にはものすごく期待しているところです。よろしくお願いいたします。」と、リクエストいただきました。

それでは、週足チャートを見てみましょう。

本年2月コロナ相場で一時急落を見せましたが、現状はこの水準を回復しその後も上昇基調となっていることがわかります。

26週ボリンジャーバンドを確認しますと、収縮から拡大へ移行しているようにも見えます。+1シグマと+2シグマの間でバンドウォークとなっている間は上昇トレンドに乗って上値を伸ばすことを考えてもよいかと思います。

ただし、MACDがDクロスしないことを合わせて確認していってください。

目先の上値の焦点は、2000円の大台です。昨年12月の高値(2013円)も近辺にありますので、しっかりと2000円を突破しキープできるか。下値を固めることができるかが、最大の焦点となります。

また、ここからの上値は過去数年抵抗帯となっていますので売りものも出やすくなりそうです。高値を更新する場面では、まとまった売りものが出て短期的に急調整することも考えられますので注意しながら取り組みたいところです。

トレンドの継続を指標で確認しながら保有してください。

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東証1部 1446キャンディルのリクエスト分析

「608円でインしてから現在までもっていますが、踊り場で一旦全部売るべきか、思案のしどころ。機械でもいいので見解をください。」と、リクエストいただきました。

それでは、週足チャートを見てみましょう。

下段のMACD(桃色)を確認しますと、Gクロス後は右肩上がりの上昇トレンドになっていることがわかります。そのため、この上昇基調が続くようであれば上値を探る展開も考えられます。保有し続けるようであれば、陰転、Dクロスに注意しながらトレンドの継続性をみていってください。

26週ボリンジャーバンドを見ますと、株価は+1σと+2σの間に位置しています。
通常バンドが一定幅から広がり始めた時期は、価格の変動性が大きくトレンド形成時期と考えます。上昇相場であれば+1σ~+2σの間でバンドウォークを形成しますので、こちらも継続性を確認しながら保有することになります。

ただし、目先は6月にストップ高から急調整し大陰線となった日の高値が776円にあります。信用取組も5.3と高水準ですので、この水準の戻り売りには注意が必要です。

現状の水準は、押し目買いと戻り売りの両面から見ることができますので思案のしどころですが、上に意識されるポイント(前述の776円や800円の大台)などが控えていることから、ひとまず利確するのも一考かと思います。

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東証1部 2760 東京エレクトロンデバイスのリクエスト分析

「以前にも同銘柄についてリクエストさせていただきました。長期保有の予定でしたが、株価が急伸し上ヒゲを2回つけたように見えたので、3630円で全て売却しました。安くなったら再購入しようと考えていますが、どの辺りまで待つのが良いでしょうか。ご助言のほどよろしくお願いいたします。」と、リクエストいただきました。

それでは、日足チャートを見てみましょう。

20日ボリンジャーバンドは拡大中です。
強ければ1シグマ~2シグマの間でバンドウォークとなり、1シグマを下値支持線に上昇基調となっている間は上値余地を残しています。3500円近辺が固ければ、短期売買で上値を追ってみてもよいでしょう。

ただし、髭も見えたことから高値警戒ゾーンでもあります。
1シグマを陰線で割込んでくるようですと、中心線辺りまでの押しをじっくり待つ必要がでてきます。

コロナ禍でのデータ通信量の急増、デジタル社会を支えているのが半導体技術であることから物色の対象となっています。好調に推移している親会社の東京エレクの動向なども注意しつつ押し目を狙いまししょう。

7月27日には決算発表も控えています。
世界的な新型コロナ感染拡大に歯止めがかかっていない中、半導体セクターに対する楽観的な見方が維持できるのか注目です。

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