東証1 1973 NESIC のリクエスト分析

「分割直前に200株を買い600株になりましたが、下がり続けています。
ホールドでしょうか、損切でしょうか。」と、リクエストいただきました。

日足チャートを見てみましょう。

5/28に分割が行われた後、一時2108円の高値(6/2)を付けたものの目先は高値更新が一服した状態(ボックス相場)です。

また、これまで下値支持線として強い上昇をサポートしていた10日移動平均線(桃色)を2日連続で割込む動きを見せており高値圏での警戒感があります。

ホールドする場合は、下段のMACDヒストグラムを参考に早期反発のタイミングを見極める必要があります。0ラインを再び早期に突破できれば強いトレンドを維持できる可能性があるでしょう。一方、減少傾向が強く出るようであればじっくり押し目を固めるのを待たなければなりません。25日移動平均線が下値支持線となるか否か注目です。

テレワーク・5G関連では十分テーマ性があることで賑わいを見せていますが、節目となるチャートのポイントを割込んでくる場合や現在高水準を保っている出来高が大きく減少するようであれば注意が必要です。

新型コロナの影響で今回発表未定となった2021年3月期の連結業績予想について、今後公表があればそちらの材料にも注目したい局面です。

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東証2 3528 プロペスト のリクエスト分析

「お世話になります。2017年11月10000株購入61円で購入し塩漬です。この度、株主総会の案内が株主西村氏と(株)プロスペクト株主総会事務局からのと2通届きました。案内を読んでも私はさっぱり理解できませんでした。会社側からは、自分の方の議決権をと電話がありました。要するに会社と大株主との対立と理解しましたが、塩漬けを回避できる可能性があるのは・・・どう考えたら良いのでしょうかお教え下さい。」と、リクエストいただきました。

テクニカル分析のコーナーですので、会社と大株主との経営権抗争につきましては言及を控えさせていただきます。ただし、個人の浮動株の多い株ですので一般株主を蔑ろに翻弄させることは経営側大株主側双方控えていただきたいものです。

それでは、月足チャートを見てみましょう。

一目均衡表を見てみますと、右肩下がりの37円近辺の基準線が目先の抵抗ラインとなります。仮に、上抜けできたとしても買値の付近には一目の雲が厚く控えておりこの水準を短期で超えていくにはそれなりの材料が必要でしょう。

過去数回の急騰は、公開買買い付けやファンドの買収などの報によるものでした。短期売買筋で仕手のような動きになることもありますが、数年に1度動きだすかどうかの妙味の少ない銘柄のように思えます。
数年かけて数十円狙うのは、効率のよいトレードとは言えません。

現状の塩漬け株に関しては長いお付き合いになると思われますが、今後の企業アクションによって株価が急騰するような局面があれば早めの手仕舞いを考えられてもいいかと思います。一般投資家向けへ透明性と企業姿勢、ビションや示せない企業への長期投資はさけたいものです。

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JQ 7748 ホロン のリクエスト分析

「6100円で500株を買ったのですが決算発表の次の日がストップ安、その次の日も続落。損切りでしょうか?」と、リクエストいただきました。

それでは、日足チャートを見てみましょう。

急落後、中期的な基調を判断する上で重要な75日移動平均線(5000円近辺)との攻防を繰り広げています。

決算発表後、数日で売りものをこなしこの5000円の大台近辺を維持できるかが目先の焦点です。ここが支持線として機能しなければ、これまでの期待が剥がれ短期資金は逃げていきやすくなるでしょう。

MACDがDクロスしていることから中期下値リスクが強まっていますので注意が必要です。
正念場です。25日移動平均線を回復してくる動きがなければ、早期に買値まで戻ることは難しくなります。

本来であれば5G普及により大幅に需要増が見込まれるタイミングであるスマートフォンなどの半導体関連製品ですが、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、従来の期待に届かないことが予想されています。

中長期的にみれば需要の拡大が見込める業種ですが、目先のトレンド・需給的には厳しい局面です。

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