東証マザーズ 4592 サンバイオのリクエスト分析

「いつも的確なアドバイス助かっております。4592に興味がありますので買いで入るのはどのあたりか教えていただければと思います。」と、リクエストいただきました。

それでは日足チャートを見てみましょう。

週明けの16日から窓を空けての急落となりました。
大幅急落後の反発を狙いたいという思惑もでてきそうですが、急落直後の自立反発的な買いも限定的であったため、戻りは鈍そうです。
75日移動平均線からの乖離率は-30%以上もありますが、売られ過ぎの急反発が直ちにでる商状ではなさそうです。
そのため、じっくり高値・安値のポイントを見ていく必要があります。

下値のポイントは、12月18日急落時の安値2432円です。
ここを再度仕掛ける向きが台頭してきた場合は、一段安となる危険があります。
現状での買いは見送ったほうがよさそうです。

転換足の陽転、MACDヒストグラムの陽転・0ライン抜けなど各種テクニカル指標での下げ止まりが確認できない状態では値ごろ感から買うのは避けたほうがよいでしょう。

一方の上値の焦点は、まずは12月19日高値(2627円)です。
これを突破し、上に空けた窓を埋めに取りかかれるか否かがポイントとなります。
ただし、戻り高値は売りたたかれるケースもあるため、段階的に戻り高値で意識されそうな水準では注意が必要です。
特に3000円の大台付近は要注意です。

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東証1部 3969エイトレットのリクエスト分析

「何処でうるか」と、リクエストいただきました。

こちらの銘柄は非貸借銘柄でしたので[新規売り]ではなく、[保有株の売り決済]のことかと存じましたが、お持ちの株の水準も分かりませんので、ここではチャートの状態を確認していくこととします。

それでは、日足チャートを見てみましょう。

8月末に75日移動平均線(水色)を割込んで下降転換した後も、戻り高値は同75日線が上値の抵抗となりました。また、10月下旬には窓を空けて急落。未だ戻りも限定的であることから、上値の重たい展開となっています。

75日移動平均線が下向きで株価も下。
このパターンでは、上値の切り下げに注意が必要です。
需給をみても、10月下旬から買い残が膨らんでいますので、200日移動平均線(橙色)をなかなか越えられませんと徐々に買残の整理が(上値を阻む要因)進んでくるものと思われます。

上値は200日線、75日線、窓と抵抗帯が多く控えていますので、戻りがあれば早めの手仕舞いを考えたいところです。

下値は、再度25日線(緑色)を割込む動きとなりますと、11月の安値を狙って切り下げの動きが台頭してくる可能性があります。

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東証1部 1929日特建設のリクエスト分析

「平均単価650円で保有しています。思いのほか上昇して来ていますが、5日線や25日線を上回っている間は保有継続という見方で良いでしょうか。チャート分析で上値目処が読み取れるようであれば、ご教授ください。よろしくお願いいたします。」と、リクエストいただきました。

月足チャートを見てみますと、

過去の高値は60ヵ月移動平均線(桃)から+50%乖離させた緑の線を目処として動いてきたことがわかります。

平均取得単価が650円ということですので、緩やかな長期上昇トレンドの中での振幅を十分に取れていますので、そろそろ利食いを考えてもよろしいころあいかと存じます。

続いて、日足チャートを見てみましょう。

20日ボリンジャーバンドを見てみますと、10月中旬にボリンジャーバンドの中心線(青)を越えてからの株価は、概ね+1シグマと+2シグマの間をバンドウォークしているのがわかります。

バンドウォークは、強いトレンドが発生した際に出現します。
強いトレンドが発生すると両側のラインが大きく広がるエクスパンションの現象が確認できます。

ここから先もポジションをホールドして利益を伸ばす場合は、このバンドウォークの継続性に注目して下さい。
+1シグマを大きく割れてきたり、下段MACDがDクロスしてくるようであれば、すばやく利益の確保を考えたほうがよいかもしれません。

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