東証マザーズ 3692 FFRIのリクエスト分析

「近々この銘柄は空売り対象としてなりえますか?」と、リクエストいただきました。

それでは、日足チャートを見てみましょう。

5月に窓を空けて上昇すると、10日移動平均線(桃)を下値支持線に強い上昇トレンドを形成してきましたが、目先は上昇一服から高値圏でボックスぎみの動きとなっています。

右肩上がりの25日移動平均線(緑)が下値のサポートラインとして現在も機能していることや、75日移動平均線からの乖離率が依然20%以上と強いから、基調はまだ上昇を維持しています。基本、上昇基調が続く間は下げたら押し目買いの目線で考えます。

仮にボックス上限を目指す動きとなれば、貸借倍率 が0.4%(1倍以下)と好取組となっていますので、売り目線で考える場合は踏み上げに注意が必要となります。

空売りには、まだ条件が揃っていないため、現在は待ちでしょう。
支持線となっている25日移動平均線を割る、ボックス下限を割り込むなどの動意を待ちましょう。

75日移動平均線からの乖離が20%を割ると上昇の勢いがなくなってきたと見ます。
昨年の下落局面を参考にタイミングを計ってみてください。

カテゴリー: チャート分析 | コメントする

東証1部 3626 TISのリクエスト分析

「押し目買いを検討しています。今後の見通しについて何かアドバイスがありましたら、よろしくお願いいたします。」と、リクエストいただきました。

それでは、週足チャートを見てみましょう。

昨年10月までは13週(緑)移動平均線・26週(水)移動平均線とも右肩上がりの上昇基調が続いていたことがわかります。
昨年末、そして今年の4月と大きく調整が入るも、その後はしっかりと押し目買いが入ったかっこうです。

目先は、高値圏でのボックス(緑枠)を形成しているため、ボックス上限に近づけば売られ、ボックス下限に近づけば下支え的な買が入る状態です。

ただし、株価が下値支持線として機能している13週線を下回ることがあれば、大きく調整が入ることが想定されます。

この場合は、26週移動平均線、ついで5000円の大台が下値のポイントとなります。

押しを狙う場合は、株価のレベルだけはなく9週RCIの陽転や、MACDヒストクラムの陽転、同MACDヒストグラムの0ライン上抜け、MACDのGクロスなどを参考にしっかりと反発を確認して拾うことが重要です。

カテゴリー: チャート分析 | コメントする

東証1部 3038 神戸物産のリクエスト分析

「中期投資。20%下がった額を指値しています。期間は7月5日です。」と、リクエストいただきました。

それでは、日足チャートを見てみましょう。

現値から20%下がったところということですと、現状ご覧の75日移動平均線よりやや上の水準ということになります。

75日移動平均線が右肩上がりで、同線が下値支持線としてしっかり機能するようであれば、十分に押しを入れた状態となりますが、75日移動平均線を割込み早期に反発・回復してこなければ、中期下降トレンド入りとなりこの75日移動平均線が上値の抵抗としてその後の上昇を阻むことになります。

かといって、現状の株価は75日移動平均線より20%以上乖離しており中期投資の場合は高い水準です。
(※短期の場合は強いトレンドに乗っていくという方法もあります)
押し目を待つは常套手段となりますが、20%の調整を待つとなりますと頻度としてはそう多くタイミングがあるわけではなく、実際には相場の反転に注意しなければならない水準となります。待つには深すぎ、下降トレンド転換のリスクが高まります。

今年に入ってからの下値支持線としては、ご覧の20日ボリンジャーバンドの中心線(20日移動平均線と同意)20~25日の移動平均線を調整ラインとして考えると強い上昇トレンドは維持しつつ押し目を狙えるのではないかと考えます。

ただし、RCIなどで確り陽転を確認してからでなければなりません。
上昇の勢いが強い場合は、RCIは-50水準ですぐ陽転してくる場合が多いです。
-50以下から-80近辺で陽転する場合はしっかり押しを入れた格好となり再上昇にはやや日柄を要するケースが多いと感じます。
-80以下-90~-100に近い値を示す時は、トレンドの下降転換に注意が必要です。

もし7月5日までに20%以上の調整を待つのであれば、なにか材料か大きなポジション調整の動きがなければ難しいかもしれません。
6月12日に決算発表が予定されています。4月単体での成績が好調で業績の上振れ期待から目先買われています。発表時までに相場に好業績が織り込まれていれば、大幅に調整が入ることもあるかもしれません。

カテゴリー: チャート分析 | コメントする