東証1部 8473 SBIのリクエスト分析

「中・長期投資予定 買値1800円 お願いいたします。」と、リクエストいただきました。

中長期の予定で、既に1800円で買われているということで宜しいでしょうか。
それでは、ここから先のポイントを週足チャートで確認していきましょう。

昨年11月に50週移動平均線(橙色)を割込んで急落しましたが、短期的には12月安値1997円を起点に切り上がり、下げ止まりつつあります。

今のところ、短期的には上昇が続いていますが注意するポイントがいくつかあります。

上値では、4月高値(2636円)と50週移動平均線が位置する(2670円近辺)です。
買残は一時期に比べると整理されつつあるようですが、この水準ではやれやれの売りものも予想されます。あまり伸び悩む場合は、戻り売り派も好むチャートの形状となっていますので注意が必要です。13週線(緑色)を再度割り込めば下値試しの展開も予想されます。

継続保有する場合は、50週線を早期に回復し下値支持線として機能していくかを注目しながら見ていきましょう。

中長期投資でも、ご覧のようにこれまで支持線として機能していた26週移動平均線(水色)並びに50週移動平均線を割込むとトレンド(方向)が変化してきます。

一時は倍近く上昇している局面があったわけなので、トレンドが変化する前にRCIなどでタイミングをとりながら、利食いを先行していかれた方が今後はよろしいかと考えます。

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東証1部 8053 住友商事のリクエスト分析

「連休明け後、株価は底固く推移しており、配当利回りも良いので注目しています。買い転換のタイミングをどのように判断すれば良いでしょうか。よろしくお願いいたします。」と、リクエストいただきました。

それでは、日足チャートを見てみましょう。

5/9の決算発表(赤↑)後から、短期的に安値を切り上げる動きをみせ底堅く推移しています。しかし、戻りを試すも決算発表前の4/24ボックス高値(1624円)を越えられなかったことで、やや失望売りの目立つ本日の陰線となっています。

意識しなければならないのが、75日移動平均線(水色)です。戻り高値では、過去何度も上値の抵抗帯となりました。翌日以降早い時期に切り返しを見せ、75日線を回復し、4月高値(1624円)を突破することができるか否かが目先の焦点です。
突破できれば上方向へ立ち上がりが期待できますが、失速し25日移動平均線(緑色)を下回るようだと、まだしばらくは下値ボックス相場が続きそうです。

今回2019年度の年間配当については、1株当たり80円(中間40円、期末40円)とすることに加え、創立100周年の記念配当として10円を中間配当に併せて、合計90円(中間50円、期末40円)すると発表されています。

6月の権利付き最終日までは下支え要因となりそうですが、権利落ち日には念のため注意が必要です。

エントリーは、ボックス上限を確り越え上方向へのトレンドが形成されてからか、下押しすればRCIなどオシレータ系の指標の下値からの反発を待ってからの方がよいでしょう。

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東証1部 8078 阪和興業のリクエスト分析

「好業績ですが、株価が低迷している原因はどの辺にあるのでしょうか。購入単価3150円で、配当目的もあり、中長期で保有するスタンスです。以前にも同銘柄でリクエストさせていただきましたが、チャート分析をよろしくお願いいたします。」と、リクエストいただきました。

それでは、日足チャートを見てみましょう。

今年2月に中期的な売買指針である75日移動平均線(水色)を超えて一段高となりましたが、3500円手前では伸び悩みボックス相場となりました。

ご覧のように、下値ではこの75日移動平均線が何度もサポートとなり安定した動きをみせていましたが、5月に入ってからの急落で、これまでのサポートラインを一気に下抜ける展開となりました。

ただし、低PBR・PERで業績も良いため貿易摩擦の問題で5月に全体相場(日経平均)が急落したことで引っぱられる格好となっても、突っ込み売りが入る場面では買いも入り確りとした印象です。

当該企業の経営は、株主への継続的な利益の還元を重要政策として捉えており連結ROEは10%を超えています。株主の方をしっかりみている企業として一定の評価ができます。中期投資ということですのでそういった意味では、下値での買い支えに期待したいとことです。

しかし、テクニカル的には、戻りで3000円の大台が上値の抵抗となるようですと厳しくなってきます。戻り売りが想定される状態です。状況の好転は出来高増加などの強い変化があるか、ここから下値を切り上げる動きに向かうか、しばらくは状況観察が必要そうです。

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