東証1部 4568 第一三共 のリクエスト分析

「有望株だと思い、先日から買値を探しているところです。どうかご指導ください。」と、リクエストいただきました。

それでは、日足チャートを見てみましょう。

10日~25日移動平均線が長期線を上抜き、立ち上がりの形状となっています。
株価も10日~25日移動平均線を上回り上昇基調です。

ただし、大型株の高値圏で出来高が急増した場合、買いたい人がたくさんいる一方、利益確定の売りもたくさん出るため、株価がピークを付ける可能性が高く注意が必要です。その後の出来高も減少傾向にあることなどから、下ブレする可能性があります。

目先は、10日移動平均線が位置する5000円の大台近辺が下値の支持となるかに注目。
この水準は、昨年の高値(10/3)でもあり、3月末に急上昇した日の安値水準でもありますのでこの水準を下割れするようですと、売り場となります。

買う場合は、この5000円の大台水準で下値を固め、反発するのを待ったほうがよいかと思います。
仮にココを割れてきますと、25日移動平均線まで下値サポートが見つかりません。

押し目買いと、売り場の両面から見る必要ありそうです。
時間をかけて見極める局面と考えます。

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東証1部 6857 アドバンテスト のリクエスト分析

「2400円近辺は複数の移動平均線が集まっており、底固そうに見えるのですが、いかがでしょうか。下げ止まりを期待して購入を考えています。チャート分析をよろしくお願いいたします。」と、リクエストいただきました。

それでは、日足チャートを見てみましょう。

3/8に20日ボリンジャーバンドの中心線を割り込むと、バンドは拡大しその後は概ね-1σと-2σの間をバンドウォークするかたちとなっています。

本日は、あや戻し(下降相場が続く中で、一時的に少し値を上げること)を見せましたがMACDもDクロス中ですので、短期的に下方向にトレンドが出始めたところです。
確りと下げ止まりを確認できなければ値ごろ感で買うのは控えた方がよさそうです。

下値では、75日移動平均線が下値のサポートラインとして注目されます。図にはありませんが、長期線である200日移動平均線もこの近辺に位置しています。
したがって、75・200日移動平均線が集まっているこの水準は強い下値支持としてみることもできます。
75日移動平均線を支持線に押し目買いを狙う場合、逆に75日線を下回ることがあれば売りものが集まりやすくなることに注意しながら取り組むが必要があります。

転換足や、その他オシレーター系の指標の陽転を確り確認してからのエントリーがよいと思います。

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東証1部3765ガンホー のリクエスト分析

「先日のアドバイス助かりました。併合になる前に売りたいと思います。買値は600円です。宜しくお願い致します。」と、リクエストいただきました。

それでは、日足チャートを見てみましょう。

短期線である10日移動平均線(桃)は長期線200日移動平均線(橙)とゴールデンクロス後も、株価の下値支持線として機能していることがわかります。

ここ数日は、直近の高値を上抜けてきたことで上昇に弾みがついた格好です。
75日移動平均線(水)との乖離も40%以上になっており、短期的に強い上昇を見せています。

株価と75日移動平均線との乖離が20%以上、10日~25日移動平均線を下値支持線としている間は上昇基調は続きます。

目先は、今後も10日移動平均線が下値支持線として機能していけるかどうかに注目。仮に25日移動平均線近辺まで下押ししたとしても、押し目として反発してくるようであれば継続保有も考えられます。

株式併合は6月25日の予定です。併合前に売りたいとのご希望ですので、残日数を考えますと買値の600円水準まで戻すのは厳しいかもしれません。

出来高も細ることなく高値を更新中している間は続伸買いのタイミングでもありますが、高値で大陰線がでた場合は短期的にポジション調整の売りものが一気に入ることがありますので注意しましょう。

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