東証マザーズ 6556 ウェルビーのリクエスト分析

「いつもお世話になります。中期買い1950円2000株ホールド。分析よろしくお願い申し上げます。」と、リクエストいただきました。

それでは、日足チャートを見てみましょう。

200日移動平均線(橙)、75日移動平均線(水)は上向き、株価は下値で2000円の大台を意識しつつ、右肩上がりの25日移動平均線(緑)を本日上抜ける動きを見せました。

75日移動平均線からのカイリ率は18%と、中期的には強い上昇基調の状態です。

しかし、朝方の買いが一巡すると、その後は徐々に売り物が散見され、上昇幅を縮小する動きとなりました。よって、ローソク足は上に長いひげを残しています。

ここからの焦点は、まず長らく攻防となっている25日移動平均線を維持できるか否か。
中期トレードとのことですので、しっかり25日移動平均線が下値支持線として機能していくようであれば、利幅を伸ばすことも検討できます。

しかし、再度25日移動平均線を下回り、戻れなくなった場合は、逆に売り場となりますので注意が必要でしょう。

保合いが長く続いた後なので、仮に2000円の大台を割込む場面があれば、75日移動平均線(水)近辺まで押す可能性が強くなります。

逆に、9月の高値(2385円)を突破できれば上場来高値となり、戻り売り圧力が弱まることが考えられます。値動きも良く出来高もあるので短期トレード派が追随してくれば、一段高となることを期待したいところです。

下段MACDヒストグラムが、0ラインを超えていけるかどうかにも、注目して取組みたい局面です。

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東証1部 9983 ファーストリテイリングのリクエスト分析

「100株、信用取引、短期投資、よろしくお願いします。」と、リクエストいただきました。

それでは、日足チャートを見てみましょう。

各種移動平均線は右肩上がり、かつ短期線から上から順番に並んでいます。株価は10日移動平均線(短期線)を下値支持線に上昇基調となっており、本日も年初来高値を更新しました。上昇基調では、下げたら押し目買いとなります。

ただ、終値では上げ幅を縮小したことから本日は上ひげの長いローソクとなっています。また、RCIを見てみますと、短期的に過熱感がでていますので、利益確定ははやめにとったほうがベターです。なお、10日~25日移動平均線を下回った場合は売り場になりますので注意が必要でしょう。

分足でみる場合は、パラボリリックや転換足の陽転でタイミングをとることもできます。

ボックス相場のようにトレンドがない相場の場合は、頻繁にシグナルがでてしまいダマシが多くなりますが、相場のトレンドが持続する場合に有効です。上昇基調の場合は陽転(図)で、下降基調の場合は陰転でタイミングをとります。

トレンド追随型のテクニカル指標ですので、買いでも売りでもトレンド出ていればチャンスがあります。図とは反対に、概ね移動平均線が右肩下がりで株価が下に位置する状態に変化した場合は、陰転で売りのチャンスを計ります。

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東証1部 1925 大和ハウス工業のリクエスト分析

「いつも適切な回答をありがとうございます。この株を10年以上持っています。業績もいいようなので、あと1年は離さずにいるつもりでした。最近、下がり続けています。もう少し様子を見てもいいですか。やはり離すべきでしょうか。」と、リクエストいただきました。

それでは、日足チャートを見てみましょう。

8月8日の決算発表を受け、株価はご覧のように窓を空けての急落となりました。まずまずの業績だったにも関わらず売り込まれ、その後の戻りも限定的だったことで、直近安値3,355円を本日割り込み、再度下値を試しに行く展開となりました。

まずは、この3,355円を早期に回復できるか否かが焦点となります。
25・75日移動平均線が下向きであるため、株価は下降基調。目先は、10日移動平均線(桃)~25日移動平均線(緑)を上値抵抗線に戻れば売られやすい形状ですので注意が必要です。

ついで、月足チャートをみてみましょう。

1年移動平均線(緑)で上値を押さえられ、2年移動平均線(水)を割り込む動きを見せています。1~2年の株価移動平均線が上値抵抗線として機能している間、下げ渋り、または下げ止まりの動きが出るまでは、下降基調は変わりません。

10年前から保有されているとのことなので、利益は十分ある状態でいらっしゃると思いますが、下げ止まりがまだ見られませんので、ここから1年保有するとなると利益幅が減少するリスクも取らなければなりません。

14年の安値、16年の安値を結んだトレンドライン(赤)は、ちょうど現値付近です。
ここをあっさり割り込み、上値抵抗ラインとなるようですと上昇転換には時間がかかりそうです。
もみ合いからサポートラインとして機能していけるかどうかに、注目してみてください。

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