東証1部 3696 セレスのリクエスト分析

「14日に好決算の発表があり、15日の株は大幅上昇の始値が付きましたが、その後は一転して下落。今後の展望を教えて下さい。」と、リクエストいただきました。

それでは、日足チャートを見てみましょう。

14日の株価は決算発表を受け高寄りしましたが、利益確定の売りや戻り待ちの売りに押されて急落。本日も窓を空けての下落となり、これまで下支えとなっていた1500円を大きく割り込む動きを見せています。ここから先、戻りを試す局面では、まずこの1500円を早期に回復できるかどうかがポイントとなります。1500円近辺が今後上値抵抗として意識された場合は、下値を模索する動きが強まるでしょう。

今回の決算は、2018年7月に実施のゆめみ子会社化に伴い連結決算に移行しました。
ゆめみに加え、連結決算移行に伴い仮想通貨取引所開設を準備中のマーキュリーと持分法関連会社のビットバンクを連結化したため、のれん代償却や段階取得損益を反映したものとなっており、材料出尽くし感が台頭したものと考えます。

75日移動平均線(水)が200日移動平均線(橙)を上回っていますが、チャートの形状は25日移動平均線(緑)下向きの戻り売りパターンです。 戻り高値は切り下がっていくことが推測されます。また、本日の続落で上場時の初値1445円を下回ったため買いは、しばらく見送りでしょう。

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東証1部 7537 丸文のリクエスト分析

「購入を検討しておりますが、目先の下値目処はどれくらいでしょうか。よろしくお願いします。」と、リクエストいただきました。

それでは、週足チャートを見てみましょう。

下げ相場に転じてから、ご覧のように13週移動平均線(緑)を上値抵抗線に戻り売り相場が続いています。右肩下がりの13s週移動平均線を株価が下回っている間は、下降相場であり基本的に買いは見送りです。 信用倍率も8.1倍と買残が多いため、戻り高値で抵抗線に接触する場面では、売りものもでやすいと判断されます。

現状、上値の抵抗線として機能している13週移動平均線を株価が上回り、確りと下げ渋りまたは下げ止まりの動きが確認できるまでは、下降基調は変わりません。

仮に800円を割れ下方向への動きを強めた場合、まず昨年9月に付けた769円、ついで昨年4月の安値660円が下値の目途となります。

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東証1部 8002 丸紅 のリクエスト分析

大型 商社 丸紅のリクエストいただきました。

それでは、日足チャートを見てみましょう。

長らく続いた上昇相場も、25日移動平均線(緑)を下抜けてきたことで一服。高値圏からの下落のため、25日移動平均線(緑)が上値抵抗として機能するようであれば、短期的には戻り売りでしょう。

フォーメーションは、ダブルトップ(5/22日高値895円、6/7高値899円)の形状となっているため、下方向への動きを強めた場合は、下は75日移動平均線(水)、ついで200日移動平均線(橙)近辺が下値のポイントとなります。
買いからエントリーする場合は、転換足の陽転(青から赤の転換)や、下段RCI(オシレータ系の指標)がGクロスから上向きに推移するのを待ち、確りと下げ止まりを確認してからが良いでしょう。

逆に、25日移動平均線を上へブレイクした場合は6月7日の高値899円が視野入りし、年初来高値を更新することになりますが、まずは25日移動平均線との攻防に注目です。

今後の動向を占う上では、まず上方の25日移動平均線、下方の75日移動平均線のどちらをブレイクしていくかを見極めたいところです。抜けてきた方に、今後トレンドが発生してくる可能性が高いでしょう。

また、別途チキンレースの様相となっている米中貿易摩擦関連のニュースには気を払わなければなりません。特に、大豆など穀物相場の下落には要注意。商社ですので、穀物の輸入などにともなう採算の悪化や、在庫の評価損などが懸念されます。

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