東証1部 6465 ホシザキのリクエスト分析

「いつも参考に見させています。ホシザキですが、長くきれいな上昇トレンドですが最近売り残が急に増えてきましたが、踏み上げ相場か短期高値圏なのか、判断迷います。決算もよさそうですが伸び悩んでる様に思われます。判断のアドバイスお願いいたします。よろしくお願いいたします。」と、リクエストいただきました。

それでは、日足チャートを見てみましょう。
10・25日移動平均線が上向きで上昇基調は維持していますが、株価位置は高値圏で上値は伸び悩んでいます。
ただ、出来高が急減しているというわけではありませんので、上値は6月11日に付けた年初来高値11,630円、下値は前回のもみあいゾーンを上抜けした6月6日の安値11,200円の高値ボックス相場と考えます。ボックス相場ですので、上下どちらにブレイクしてくるのかをまずは見極めたいとことですので、今は様子見でしょう。

仮に、上方向へブレイクした場合は年初来高値を更新することになります。しこりがない分、伸びやすくなるかもしれません。踏み上げ相場に期待です。
ご覧の10日移動平均線を下値支持線に、トレンドフォローでついていく場合は、高値・安値が前回から切り上がっていくことを確認しながら取引しましょう。

逆に、下にブレイクした場合は、25日移動平均線近辺まで調整が入る可能性が高くなります。同水準まで下振れした場合は、ここで、押し目か下降転換かの判断をしなければならないでしょう。
必ず、MACDヒストグラムなどのオシレータ系指標の陽転を待ってエントリーするようにしましょう。

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東証1部 4528 小野薬品工業 のリクエスト分析

「戻り基調でホールドしておりましたが、事業環境の変化で大きく下げました。中長期的な見通しをご教示ください。」と、リクエストいただきました。

小野薬品のがん免疫薬「オプジーボ」は、夢のがん治療薬とうたわれ材料視されてきましたが、米メルクの「キイトルーダ」が競合薬として台頭してきていることが大きな懸念要因です。

週足チャートを見てみましょう。

東証大型の銘柄ですが、日経平均が上昇しているにもかかわらず上値は限定的です。
加えて、戻り局面では前回急落時の窓を埋められないまま反落。下値では信用買いが下支えとなっていることから、期待の大きさは伺えますが、急落後の戻りが弱いことが気がかりです。

チャートの形状は、下降基調。信用倍率は46.8倍と買残が多くあるため、戻りは売り場となります。しばらく買いは見送りでしょう。

ただ、「オプジーボ」に関していえば腎細胞がん一次療法や肝細胞がんなど多くのがん種への適応拡大への期待が十分に織り込まれていないとする向きもあります。しかし、期待が多きすぎた分、好業績にも反応は限定的です。

なので、ホールドされている分に関しては、長期戦となりそうです。
5月10日に決算発表がありますので、内容の確認をまずしていきましょう。
テクニカル的には、昨年9月の安値2,185円が維持できるか否か。割り込んだ場合、一段の下げが想定されますので注意が必要です。

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東証1部 6146 ディスコ のリクエスト分析

「東京エレク爆上げ、同じく半導体銘柄のディスコは爆下げ、ディスコの今後についてご教示ください。」と、リクエストいただきました。

ディスコは、5月9日の正式発表の前に伝わった速報値で2019年3月期第1四半期の業績予想を下方修正したことがネガティブサプライズとなり急落しました。

それでは、日足チャートを見てみましょう。

25・75日移動平均線が下向きの下降基調です。
大幅急落からの戻りが一時的にみられていますが、戻れば戻り売りが台頭する形状ですので買いは見送りです。上値ではまず、25日移動平均線(緑)近辺までの戻りが見られるかが焦点となりそうです。

半導体製造装置メーカーや半導体材料を手掛ける銘柄は、需要の拡大から全体的に物色される傾向がみられるものの、個別には伝わる業績見通しにまちまちの展開となっています。おりしも業績相場の真っただ中ですので、5月9日の正式発表を待って、その後の反応を確認してからのエントリーがよろしいかと思います。

週足チャートを見てみますと、中期線13週・26週がデットクロスし下降相場へ転じています。

上値・下値を切り下げる間は下降ボックス相場と見ます。下値では、20000円処で下げ止まるか否かをまずは見極めたいところです。

長期的には、業界全体の反発気運から拾っておきたいという向きはあるかもしれませんが、この下降相場が継続している間は、買いは見送りでしょう。

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