東証1部 4755 楽天のリクエスト分析

「いつもお世話になります。2015年の高値から半値ほどになってきたので、購入を検討しているのですが、今後の予想を教えていただけないでしょうか」と、リクエストいただきました。

それでは、月足チャートを見てみましょう。

ご覧のように株価は1年~5年の移動平均線を下抜け、下げ続けています。
これらの移動平均線を上値抵抗線に下げ続ける間は、下降相場は続きます。下降基調は下げ止まる動きが出るまで買いは見送りです。フォーメーションでは、三尊形成。下値余地がまだあります。

続いて、週足チャートを見てみましょう。

各種移動平均線は収斂し、株価は一定のボックスでの動きとなっています。
目先は今回の急落で、このボックス下限が支持線となるか否かにまずは注目です。
また、株価は右肩下がりの13週移動平均線(緑)より下に位置しており、反発の動きが見られたとしても同線水準では戻りを売られる展開が想定されます。
割安には見えますが、下げが止まらないうちは買い出動は見送りです。

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東証1部 6770 アルプス電気のリクエスト分析

「いつもお世話になります。高値3800円台から3185円安値と大幅下落3210円買い中期投資と見ます分析よろしくお願いいたします。」と、リクエストいただきました。

それでは、日足チャートを見てみましょう。

今回の下落で、株価は通期業績予想を大幅に上方修正した今年10月30日の水準をやや下回る水準となっています。
しかし、下値では75日・200日の中・長期の移動平均線が収斂し、かつこれらが株価の支持線として機能していることで、下降は一服となっています。

本日の反発で、下段のRCIは短期線が上向きGクロスとなっておりますが、中期視点ということですので、転換足の陽転を待ってエントリーされるのかよろしいかと思います。

また、上方にあけている窓や、10日移動平均線(桃色)が抵抗となるか否かに注目しながら取り組みましょう。早期にこれらの上値のポイントを超えられないようですと、下押し圧力が強まってきますので注意が必要です。

週足チャートを見てみましょう。

一目均衡表を見てみますと、株価は、基準線・転換線などを一気に割れ下落したものの、下値ではちょうど雲の上限がサポートとして意識されたようです。雲は厚めですが、この水準で売りものを吸収し反発できるかに注目しながら取り組みましょう。

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東証2部 1933 SYSKENのリクエスト分析

「2017 5/11 @374で3000株購入 11月の決算で減益とのことですが今年最高値を昨日つけています。 売り時でしょうか。分析お願いします」とのリクエストをいただきました。

SYSKEN(1933)ですが、5株を1株に株式併合しているため、買値は1870円で600株というこになります。現在は12/7時点の終値で2021円ですので、含み益となっていらっしゃいます。こちらの銘柄は1日の出来高も非常に少ない銘柄ですが、長期的な視点で週足にて株価水準を見てみましょう。

週足で確認しますと、2016年4月に2065円、2015年3月に2015円と過去に2000円を超えて天井を付けています。そのため、現在は過去の天井圏と同値水準にあるため注意が必要な株価位置です。また画像下にあるRCIは高値圏にあるため、合わせて警戒しなければいけないポイントになります。

しかし、2016年の最高値2065円を、しっかりと超えてくれば、数年来の高値更新となりますので、上昇に勢いづく可能性もあります。現状の含み益でよろしいのであれば、利益確定するのも一つの方法です。しかし長期的な上値抵抗線を突破して大きく上昇する可能性もありますので、より長期での保有をお考えでしたら、ひとまず買値を下回らない範囲で、持ち続けるのも良いかもしれません。

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