東証2部 4082第一稀元素化学工業のリクエスト分析

「9月21日1588円で購入。ノーベル賞関連で29日に上昇しましたが、本日(ご質問時10/2)下落しました。4日のノーベル賞発表まで持っていればイイのか判断に迷っています。」と、リクエストいただきました。

それでは、日足チャートを見てみましょう。

9月21日に出来高を伴いながら、窓を開けての急騰となりました。
出来高は高水準を維持していますので、デイトレであれば面白いかもしれません。

ノーベル賞期待の銘柄を、動意づく前に仕込むやり方をとられている投資家の方も一定数いらっしゃるのかと考えられます。物色の対象として9月の中旬から急騰し始めるケースがありますが、できれば、ノーベル賞受賞日まで持ち越さず、動意づいたところで確定してしまうのがベストです。(掲載にタイムラグがあり申し訳ございません。)

前年も、バイオ関連株などは一時活況となりましたが早めの手仕舞いが吉となりました。
発表後は、受賞したにせよ逃したにせよ一旦は利確売りが入りやすくなります。

ご質問の内容から、将来性を見た長期投資というわけではではないようです。
当該銘柄も、9月中旬に物色され高値を付けた後ですので、益出しできるポイントがあれば早めの利食いを検討してみてください。

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東証1部 6501 日立製作所のリクエスト分析

「400円で4000株持っています。上がってきたので、売り時を探っています。今後の見通しを教えて下さい。いつも上がるとすぐ全株売ってしまうので、今回は少し残そうかと検討中です。」とのリクエストをいただきました。

それでは、早速週足チャートで見てみましょう。

週足では13週移動線と26週移動線が上向きですので、中期上昇トレンド持続中です。高値の目安としては。2014年939円を目指して上昇しているといえます。そのため、このトレンドが崩れない限りは、買い持続でよろしいかと思われます。

ただし株価が13週移動線を下回ってきますと、26週移動平均線まで下落する可能性もあります。買値が400円台とのことですので、ある程度の上下の動きには耐えられると思われますが、13週移動線を割り込むと、しばらく停滞する可能性があるので、利食いも選択肢のひとつです。

連結PERが12倍程度ですので、株価水準的にも高値圏ではありませんが、比較的堅調に上昇していることを踏まえると、業績期待も織り込みつつありますので、次の決算発表でも動きがあるかもしれませんので、合わせて注視しておきましょう。

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東証1部 6178 日本郵政のリクエスト分析

「証券会社から6178の売り出しがあるので購入のお誘いがありました。25日?終値の2%引きでの価格とのこと。配当もいいので迷っております。又は8316 8411を選択すべきかと」とのリクエストをいただきました。

配当が1株あたり50円ですので、配当利回りとしては、たしかに魅力があります。またPERも14倍程度と、それほど高いわけもありませんので、その点からみますと買いやすい株価にあるかと思われます。しかし、上場初値と過去の高値が1600円付近にあり、それが上値の上限となる可能性があります。週足チャートで現状を確認しておきましょう。

週足チャートでは長期の上値抵抗線(トレンドライン)を上抜けているため、中期的な上昇転換の可能性が出てきています。しかし先にもご説明したように、上場初値の1631円と過去の高値の1590円台が上値の抵抗帯となる可能性があります。

現在値が1400円台にあるため、上昇余地はそれなりにはありますが、ここから大きく上昇し続けるほどの値幅は無いかもしれません。配当狙いでじっくりと狙っていくのであれば狙う価値もありますが、1ヶ月以内の短期売買には向きません。週足の直近の動きを見ても、保合い状態にあるため、上にも下にも動かない状況です。

現状では、上昇しても1600円程度が上値となる可能性もありますので、その点を踏まえて検討していただくのがよろしいかと思います。

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