東証1部 2413 エムスリーのリクエスト分析

「証券会社の担当者が注目しておいてくださいと言っています。いかがでしょうか?よろしくお願いいたします。」と、リクエストいただきました。

それでは、日足チャートを見てみましょう。

7月後半に75日移動平均線(水)を割り込むと、その後も下げ足を強めました。
戻りも限定的となっており、下降基調は継続中です。
上値では、25日移動平均線(緑)が抵抗として意識されており、目先は戻り売りのパターンです。高値・安値を切り下げている間は、買いは見送りでしょう。

もし今後、証券会社の担当者から勧められることがあれば、短期トレード・中期トレード・長期トレード、どういうスタンスで注目なのか、どういうテクニカル的な理由で買いなのかという点を確認してみるとよいかと思います。それを確認しておけば、この先相場が曲がったとしてもご自身で戦略の変更が可能です。

続いて、週足チャートを見てみましょう。

ご覧のように、目先は高値・安値ともに切り下げる展開が続いており、方向は未だ下降です。長期目線では、今年3月の安値2685円、昨年12月の安値2573円が下値のポイントとしてあげられます。この辺りが下値支持となるか否かにまずは注目です。

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東証1部 6093 エスクロー・エージェント・ジャパンのリクエスト分析

「平均1200円で購入し長い間保有しています。上昇傾向が続いているので有難いのですが、見切りのタイミングが分かりませんのでアドバイス頂けませんか。」と、リクエストいただきました。

それでは、週足チャートを見てみましょう。

チャートの形状を見てみますと、右肩上がりの13週移動平均より5週移動平均線が上、5週移動平均線が上向きでかつ株価がその上にあります。基調は上昇ですので、利幅を伸ばすことも可能でしょう。

ただし、高値圏でありますので継続保有するのであれば、下ブレのリスクを考えながら保有することになります。

目先の下値の焦点は、ご覧の桃色の線(5週移動平均線)の位置する3488円近辺です。上昇トレンドが維持している場合でも、期調整が入った場合この辺りまでの下値リスクは考慮しなければなりません。

もし、利幅が減少することを避けたいのであれば、現段階で益出しを考えらければなりません。

ついで、下値のポイントとなるのは緑色の線(13週移動平均線)の位置する3032円近辺。3000円の節目とともに支持線となるかに注目です。
ココを割れてしまうと、下に空けた窓埋めが意識され、長期上昇パターンが崩れることになります。

下げた場合に、手じまうポイントを明確にしておくことで、漠然と保有するより継続保有しやすくなります。最小利益を確保しつつ、トレンドが崩れない間は保有するご自身のポイントを探してください。

ただ、平均単価1200円で保有中とのことですので、現在3倍以上の利益が出ている計算です。テンバガーを目指すのでなければ、確定してもいい頃合いだと私的には考えます。

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東証1部 5741 UACJ のリクエスト分析

「信用買い残が急増している割に株価はさえない状況のようですが、中長期で見て、下値の目途はどのくらいになりそうでしょうか。よろしくお願いいたします。」と、リクエストいただきました。

それでは、日足チャートを見てみましょう。

8月2日の決算発表を受け、窓を開けての急落となりました。通期予想に変化はなく控え目な内容であっことが失望売りを招いた格好です。
窓を埋めに行けない間は、信用の買残が増加していることからも戻りが入れば売られやすい展開が続くでしょう。
しかし、決算内容的には決して悪いというものではないため、ここから更に売り崩すといった向きは限定的ではないかと考えます。低位株でもあり、仕掛け的な売りが入ったとしても利幅はあまり望めません。

目先は、今年4月安値(272円)を維持できるかどうかが下値のポイントです。

ただし、株価は10日移動平均線(桃)を上値の抵抗に下降基調であることには変わりませんのでここを割込んできた場合は、下振れに注意が必要です。

これから中長期で仕込むのであれば、下げ止まりと反発を確認してからの方が良さそうです。また、9月27日に株式併合が予定されていますのでイベント通過後の方がポジションを継続しやすいかと思います。

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