東証1部 4005 住友化学のリクエスト分析

「好決算でしたが、織り込み済み?のためか下落しています。下値の目途はどのくらいになりますでしょうか。よろしくお願いいたします。」と、リクエストいただきました。

それでは、日足チャートを見てみましょう。

ご指摘のとおり、好決算を期待した向きの買いで7/21には一時年初来高値を更新する場面もありました。8/1発表された決算は好結果となりましたが、織り込み済みでひとまず確定売りがでたものと考えられます。

まずは、翌日以降、自立反発の動きとなるか否かに注目。
25日移動平均線(緑)を早期に回復してくる場面があれば、押し目買いの好機ともみられます。RCIの陽転を待ってエントリーしましょう。
逆に25日移動平均線が、上値の抵抗として機能するようですと、戻り売りも入りやすくなります。戻りを叩かれた場合は、75日移動平均線(水)620円近辺を維持できるかが、下値の最初のポイントです。

週足の一目均衡表チャートを見てみますと、転換線・基準線が接近しており、やはりこのレベル620~630円近辺は目先の支持線として意識されそうです。仮に、ここを割込んでくるようですと下降転換に注意が必要です。
秋口にかけて、雲が600円アンダーに控えていますので雲上を維持てきるかどうかも合わせて確認していきましょう。

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東証1部 3258 ユニゾHDのリクエスト分析

「ユニゾHDが公募増資で急落してから、その後落ちついています。株主優待もよいので長期保有で持とうと思うのですが、今は買い時でしょうか。」と、リクエストいただきました。

それでは、日足チャートを見てみましょう。

6月30日に公募増資が発表されると、窓をあけて急落。未だ、窓を埋めにいく展開には至っていません。公募増資は、一般的には発行株式数が増えるので一株辺りの利益が「希薄化」されるため既存の株主にとってはマイナス要素となります。

25日移動平均線(緑)は下降中で株価はその下にあり、テクニカル的には依然下降基調です。今のところ発行価格2480円近辺では下げ渋る動きも見せています。公募に応じた向きは利益が乗っている状態ですが、ここを割り込むようなことがあれば更に下値余地が拡大してしまいますので注意が必要です。

買いは、10日移動平均線(桃)がしっかり下値支持線として機能した上で、上に空けた窓を埋めに行く動きとならない限り、「待ち」となります。

目先の動意要因としては、明日8/3に決算発表が予定されています。足元の業績は好調のようですので、発表後の動きに注目です。
良い内容であるならば、先の公募増資(資金調達)の目的も、将来への投資としてプラスに評価されてくる可能性も高まります。

ただ、長期目線で持たれる場合でも、下げ止まりから反発の傾向が確認されてからの方が無難です。上値のポイントは、25日移動平均線、ついで窓下限(7/3高値)2701円、その上は75日移動平均線近辺(水)。上値では、各抵抗帯が控えていますので戻り売りにご用心。

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東証2部 6993 大黒屋ホールディングスのリクエスト分析

「買収やAI導入、中国CITICとの提携など材料はあるかと思いますが、意外と株価に反映されていないようです。よろしければ、お願い致します。」と、リクエストいただきました。

それでは、日足チャートを見てみましょう。

6月に入り一部提携などの報道で足元の株価は動きだし、急騰する場面もありました。今後は、緑色の25日移動平均線を下値支持線に上昇トレンドを維持できるかに注目です。

財務面では、17年3月期の連結最終損益(税引益)が2億8700万円の赤字に転落したものの、18年3月期の最終益は5億5500万円の黒字に急浮上する見通しとなっています。(5月15日に発表)
今後も、損益改善期待が当面の支援材料となりそうです。

続いて週足チャートを見てみましょう。

株価低迷後、長い間 底値ボックス相場となっておりましたが、直近ではボックス上限を伺う展開となっています。まずは、100円の節目を突破できるか否かが目先の焦点です。ここを上抜けられなければ、今回の上昇で急増した買残の整理も短期的に入りやすくなります。
株価位置は安いものの、長期的な上昇波動が形成されていくにはまだ時間がかかりそうです。
また、前期・前々期(17年・16年3月期)と大きく最終益を減らしたことは、投資家にとっては大きな裏切りにほかならず、その辺りも今回の出足の鈍さに繋がっているのかと感じます。

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