東証1部 8411 みずほフィナンシャルグループのリクエスト分析

「上昇転換したと判断して良いでしょうか。よろしくお願いいたします。」と、リクエストいただきました。

それでは、日足チャートを見てみましょう。

昨日の上昇で75日移動平均線(水)を上抜き、本日も高値模索の展開から始まりました。
しかし、直近5/11高値(210.7円)が高値で意識されたことで、大引けにかけては上げ幅を縮小する動きとなりました。
今後、再度5/11高値を伺う展開とならなければ、短期的には戻りの売り場を探るポイントとなりうるため要注意です。

続いて、週足チャートを見てみましょう。

ご覧のようにペナント型ボックス(三角持合い)の形状です。切り上がってきた下値支持線を下回ることなく、切り下がってきた上値抵抗線を上抜くこと(上放れ)となれば、上昇転換の買いシグナルです。終値ベースでしっかりこのラインを上抜けられるかどうかが目先の焦点でしょう。

アメリカの長期金利の上昇が報じられると一時プラスに動く傾向がありますが、米国10年債利回りも2%前半で伸び悩んでいますので、大きな動きがない限り上値は重いと感じます。

じっくり長期目線で買うようであれば買い場でありますが、今後も日経平均株価と米国10年債利回りの動向に注目しながら取り組んでいく必要がありそうです。

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東証1部 1812 鹿島建設株式会社のリクエスト分析

「いつも有難うございます。建設株としてかなり上昇してきていますが、今後の見通しは如何でしょうか。」と、リクエストいただきました。

それでは、日足チャートを見てみましょう。

10日移動平均線(桃)、25日移動平均線、(緑)25日移動平均線(緑)は、ともに上向き。上から短期線・中期線・長期線の順番に並び、株価はそれらの移動平均線よりも上。これは、株価が上がりやすい状態になっている時のチャートパターンです。

とはいえ、目先は高値圏にあることから短期的には調整売りもでやすい局面です。
6/20に高値982円を付けてからは、上昇一服となっていますので、転換足の陽転や、RCIなどの切り返しを待ちたいとことです。
10日移動平均線(桃)を割れると短期的には売り場になりますが、25日移動平均線が下値支持線として機能するようであれば再び上昇してくる可能性もあります。

業種別指数チャートを見てみると、建設業(月足)は堅調に推移していますので、
短期調整局面は、押し目買いを検討してもよいと考えます。

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東証2部 3113 Oakキャピタルのリクエスト分析

「408円で1300株もっています。動いてきたので今後どうすればよいかアドバイスお願い致します。」と、リクエストいただきました。

証券コード6731ピクセラ(図1)の大株主として注目されています。

同社はグーグル主催の開発者向けイベントにおいて、グーグルのテレビ事業のパートナー10社のうちの1社として紹介された とのことで急騰し、本日もストップ高となっています。出来高が高水準を維持している間は、人気が衰えていませんので高値を更新していく可能性はまだありますが、連騰が続いていますので大幅な短期調整に注意も必要です。

さて、本来のご質問Oakキャピタルの週足チャート(図2)を見てみましょう。

400円台での購入とのことですので保有時期は2014年~2015年、現物でのお取引のようでございます。ようやく戻してきたところではありますが、今回の材料を元に、一気に買値まで戻すのは難しいところです。
2015年に長らく続いた保合いのレベルは300円近辺。さらに価格帯レシオを見てみますと、340円近辺にはしこりがあります。この水準は上値抵抗として強く意識されそうです。

成長性や将来性といった意味では期待できますので、じっくり長期で持つのも一考です。
ただ、今回の上昇を機に上値追いの展開となるかは人気のバロメーターである出来高の推移に注目してみて行く必要があります。一過性のものであれば、出来高は急減していきます。人気が衰えず出来高の高水準が続けば、上記の抵抗帯も、売りものを吸収しつつ突破できるでしょう。
一方、来週以降 出来高が急減してくるようであれば、今回の上昇が戻り高値となり急騰銘柄を売る短期筋の売り物も出やすくなりますので注意が必要です。

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