東P 6409 キトーのリクエスト分析

「2018.8に@2219で100株購入。クロスビーが10月下旬をめどに@2725でTOBするとのニュースがあり高騰しています。10月下旬まで株価を見ていた方が良いのでしょうか。お教えください。」と、リクエストいただきました。

16日引け後、キトーは米投資ファンドKKR傘下の米クロスビーグループと経営統合することで合意したと発表しました。
2日連続の買い気配となっていましたが本日2,709円で一旦寄りTOB価格(2,725円)にサヤ寄せするような動きとなっています。

月足チャートで水準を確認してみましょう。

2,219円で購入されているとのことですので、現在は含み益がでていらっしゃる状態ですね。TOBに参加すれば、TOB価格(2,725円)で買い取ってもらえますので、売却を急ぐ理由がなければ市場で売却せずにTOBに参加してもよいかと思います。
ただし、TOBに参加するには幹事となっている証券会社(SMBC日興証券)に口座を開いて株を移管して売却する手続きが必要になります。
TOBに応じる場合の手続きに関して詳しくはご利用の証券会社にご確認ください。

10月まで投資資金を拘束されるのが嫌であれば、タイミングをみて通常通り株式市場で売却します。
既に同株は監理銘柄(確認中)指定されていますので、この先TOB価格が変更されたりすることもなく、特に何も企業アクションなければ株価は今回発表のTOB価格付近で、上場廃止まで横ばいが続くと思われます。
なお、2023年3月期の配当金については無配と発表されています。

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東P 2768 双日のリクエスト分析

「強い動きをしていますが、今後いかがでしょうか?よろしくご教示お願いします。」と、リクエストいただきました。

それでは、日足チャートを見てみましょう。

株価は2,000円の大台にのせ、25日移動平均線を上抜く動きを見せています。
MACDもGクロスしていることから、中期的な視点でも調整を終了し転換してきていると考えられます。

目先は5日移動平均線と25日移動平均線のカイリが縮小していることからGクロス形成が目前となっており短期的に上値を目指す展開です。

しかしながら、上値では3/7高値2051円や3/28高値2129円が抵抗ラインとして控えており、この水準を突破できるか否かが目先の焦点となります。
突破出れば年初来高値を更新することになりますので上値は軽くなっていきます。

反対に、上値トライに失敗し、再度の25日移動平均線割れから同線が上値抵抗線として意識され75日線を伺う展開となればこれまでの上昇トレンドが崩れてくることになりますので注意が必要です。この場合、フォーメーションは三尊形成となります。

目先の強さを転換足の陽線の勢い(長さ)、またはMACDヒストグラムの増加傾向を確認しながら取り組まれるとよいでしょう。

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東1部 3981 ビーグリーのリクエスト分析

「2021年9月@1758で100株購入。先日、日本テレビに1900円でTOBされるとの発表がありました。しかし上場は維持されるとのことです。今迄TOBされた株は上場廃止となると思っていましたので・・・どのように考えたら良いのでしょうか。1900円近辺で離すのがベストですか。」と、リクエストいただきました。

それでは、日足チャートを見てみましょう。

ご覧のように、前週末12日の取引終了後に日本テレビ放送網と資本・業務提携したとの発表があってからマドをあけての上昇となっています。

ビーグリーに対しての日本テレビのTOBは持ち分法適用関連会社化を目的に1株1900円。買い付け予定数は上限151万4900株(下限71万3000株)、買い付け期間は11月15日から12月23日までとなっています。

同時に第三者割当増資も実施すると発表されており、総額約20億円の資金を調達することになっています。一般的に増資が行われると、1株あたりの利益が「希薄化」され既存株主にとってはマイナス要素となるものの、増資をして資金調達をする目的が将来に期待が持てる内容であれば好感される場合もあります。

増資の希薄化を織り込んでいれば強い相場ですが、買い付け期間の終了が迫ってくるようで下にあけた窓を埋めに行くような動きがあれば利確を考えてもよいでしょう。

購入が1758円ということですので、窓埋めに取り掛かれば含み益が減少してしまいますので、窓上弦の1783円はポイントとして押さえておいてください。これを維持できるかは重要です。窓下弦は1694円。

増資の影響がどの程度でてくるかは今後の動きを見ていかなければわかりません。

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