東証2部 8929 青山財産ネットワークのリクエスト分析

「いつもお世話になっております。2015年12月@635で購入しました。今日今年最高値をとっています。離そうかもう少し上値を追おうか迷っております。売り時をご教示下さい。」と、リクエストいただきました。

週足チャートを見てみましょう。
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一昨年にマドを開けて急落した後は、長らく保合いが続いていましたが、目先の上昇トレンドに乗ってボックス相場を静かに上抜けしてくる相場展開となっています。
信用の買残は減少傾向にあるため、3度の急落でだいぶ需給面では整理が進んでいる状態かと思います。
今後、ポイントを抜けてきたことを確認した投資家が参入し、出来高が増えてくることに期待したいところです。

ご覧の5週移動平均線(桃色)が下値支持線として機能している間は、目先の上昇トレンドにのって利益を伸ばすことも可能でしょう。更なる上昇へは、700円近辺で足場をしっかり固められるかどうかが目先の焦点となりそうです。

11月中旬頃には、第3四半期の決算発表も控えていますので、その前までを目途にどこまで上値を伸ばしていけるのか注目です。

ただ、全体相場(日経平均株価)に17,000円超えなどの動きがでてくれば、大型優良株に一斉に資金がシフトしていきますので、これまで堅調であった小型材料株は手じまい売りも出やすくなりますので注意が必要でしょう。

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東証1部 6093 エスクロー・エージェント・ジャパンのリクエスト分析

「1部昇格前、1年以上保有しています。最近は少しずつ上がってはいるのですが、結構急激に下がることが多く、いつ手放して良いか迷っています。今後の展開の予想をお聞かせください。」とのリクエストをいただきました。

日足チャートでは、上昇トレンドの状態にあり、9月には75日移動平均線が下支えとなり、押し目を形成しています。現状の形では7/28の高値も超えてくる可能性が高いといえます。

ただし週足で確認してみますと、7/28の高値は2015年の8月の高値と同水準で頭打ちとなっています。そのため2,500円以上の価格は、この銘柄にとって強い抵抗帯となっている可能性もあります。

ひとまず、現状の日足の状態では、トレンドは上昇が続いていますので、そのまま保有していても問題ないかと思われますが、2500円以上では上値が重くなる可能性もありますので、その後の動き次第では、早めの手仕舞いを検討しても良いかもしれません。

また株価が75日移動平均線を下回って来た場合は、再び1000円台まで株価が下落する可能性もございますので、注意して見ておく必要があります。

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東証1部 6361 荏原製作所のチャート分析

「お世話になります。H17末 @622で2000株 購入  持ち続けて10年余り 損切できない自分にあきれます現在400株やっと買値近くにきました。(5万4千円マイナス)手放し時をお教えください。」とのリクエストをいただきました。

荏原製作所(6361)ですが、先日、5株→1株に株式併合を行ったため、株数に引き直しますと3110円で400株を保有されていることになります。本日9/30の株価が2973円となりますので、買値まで137円と僅かです。

週足チャートで確認しますと、2014年高値から引ける上値抵抗線を上方にブレイクしており、上昇転換の兆しも見られます。しかし買値であります3110円は、過去の2015年6月と2015年12月の天井を付けた節目の価格であるため、今回もその価格付近が高値となってしまう可能性もございます。

それを踏まえますと、買値まで戻ってきた段階で手仕舞いしておくのが無難な方法です。また万が一、買値まで戻らずに再び下落してしまった場合、先の上値抵抗線を下回りますと、再び下落が強まる可能性もございますので、損失が出ていても手仕舞いすることも検討したほうが良いかもしれません。

20160930-3

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