東証1部 8113 ユニ・チャームのリクエスト分析

「1年前2425円で400株購入しました。3000円を目標にしてきましたが・・・無理そうかなと!買値を超えてきたので手放した方が良いでしょうか。よろしくお願いします。」と、リクエストいただきました。

日足チャートを見てみましょう。
8113D
決算をこなし、あく抜け感から上方向へと動意づきました。
25日移動平均線(緑)は75日移動平均線(青)より上、かつ200日移動平均線(橙)を短期線である10日移動平均線(桃)が超えてきていますので上昇の初動ととらえることができます。
転換足に高さがあり赤が継続しているようであれば上昇の勢いがありますので、買値を最終撤退ラインとして目先は利益を伸ばしていくことを検討することもできます。
その場合は、今後も10日移動平均線(桃)が下値支持線として機能していくのかを合わせて確認していきましょう。

上値のポイントを確認いたしますと、今年に入り幾度か2600円台が上値の抵抗となっていることが分かります。3000円での利益確定は、まずこの抵抗ラインを超えられねばなりません。

週足チャートを確認しますと、同レベルは一目均衡表の雲の上限となっています。
8113W
ひと度、雲を上抜ければ相場に勢いが増し中長期で上昇トレンドに入る場合が多いのですが、株価は現在雲の中にありますので相場は気迷いがちです。
雲を上抜くのか下抜くのか注視する必要がありますが、不安定な事に変わりはないので、雲の中でのもみ合いがあまり続くようであれば保有株の一部もしくは全部を一度手じまうのも一つの手でしょう。

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東証1部 2413 エムスリーのリクエスト分析

「いつも御指導有難うございます。中期狙い3050円位仕込みたいと思います。3500円売リ分析宜しくお願い致します。」と、リクエストいただきました。

日足チャートを見てみましょう。
2413

ご覧のように、これまで下値支持線として機能していた25日移動平均線(緑)・および75日移動平均線(水)を割り込んできたことによって、本年初旬から続いた上昇相場から、目先下降に転換した格好となっていることがわかります。

目先の方向の変化がわかりやすい転換足も、陰転後陰線(青)が継続しており、チャート的にはまだ下げ止まりを判断できない状態です。

※転換足は、弊社オリジナルのテクニカル指標で赤が継続していれば上昇、青が継続していれば下降、青から赤へ変わったところが上昇転換、赤から青に変化したところが下降転換となります。

短期的には上昇相場が崩れた格好となっていますので、これまで支持線として機能していた75日移動平均線(水)が、今後抵抗線として機能してくようですと、最初の戻りは絶好の売り場となってしまいますので注意が必要です。下げ止まりを確認できない間は、買いは見送られたほうが賢明でしょう。

続いて、週足チャートを見てみましょう。
2413W
7月後半からの下落で、過去のボックス相場上限に迫る商状となっています。
ご質問の3050円というポイントは、まさしくこのレベルを意識されたのだと考察します。3000円の攻防からこの近辺で根固めできるようであれば、中期的売買の検討ラインだと考えますが、明確に3000円割れとなると中期的な目線からも上昇を維持することは困難となっていきますので注意が必要です。

まずは、3000円の大台の攻防をじっくり見極められてから、慌てず検討されることをお勧めしたいと思います。

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東証1部 2170 LINK&Mのリクエスト分析

「上昇トレンドにあると思い233円で200株購入しました。中期で押し目を付けながら300円以上を期待していますが。」と、リクエストいただきました。

日足チャートを見てみましょう。
2170
ご覧のように10日移動平均線(桃)・25日移動平均線(緑)は右肩あがり、かつ株価はその上にあることで強い上昇トレンドを形成しています。
これらの移動平均線が下値支持線として機能している間は、上値(利益)を伸ばすことも検討できます。

ただし、上昇トレンドを維持する中でも、株価は強弱をくりかえしますので目先の短期的な方向の変わり目がわかる転換足にも注意してみていきましょう。
転換足は赤が継続していれば上昇、青が継続していれば下降、青から赤へ変わったところが上昇転換、赤から青に変化したところが下降転換となります。

また、過去のチャートを見ていると25日移動平均線程度まで押しを入れた後に、出来高を伴って上値を切り上げてきてきたことがわかります。
高値保合いが長く続きながら、出来高の増加が見られなければ本格的に調整入りする可能性もありますので注意が必要です。

続いて、月足チャートを見てみましょう。
2170M
300円以上を狙っていらっしゃるとのことですので、中長期的な視点で見ていきましょう。まずは、上場時の初値250円を回復できるかどうかを目先のポイントとして見ていきます。超えれば、当面この初値を終値で日々維持していけるかどうかを保有の条件として目安にしていくとよいでしょう。
250円近辺の足場を固めることができれば、300円を伺う動きと発展していくことが予想できます。ただし、250円が抵抗となれば高値圏からの急落に注意が必要です。

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