東証1部 5852 アーレスティのリクエスト分析

「いつも大変参考にさせていただいています。同銘柄につきまして、信用買残が多いのは少々気掛かりではありますが、指標面での割安感が目立ちます。中長期での見通しはいかがでしょうか。よろしくお願いいたします」とのリクエストをいただきました。ありがとうございます。

アーレスティ(5852)ですが、中長期でのご相談ということですので、月足、週足チャートを見てみましょう。

まず月足チャートでは長期的なボックス形成が確認できます。値幅としましては下値が500円台の半ばから後半にかけて、高値が1000円台前半になります。2011年、2012年のみ一時的に300円台になった時期もありますが、概ねその範囲内で推移しているのが確認できます。現在は、700円台ですので長期ボックス圏の中間地点ということになります。

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次に週足でも確認してみましょう。今年2月に底値590円で反発し、13週と26週移動平均線がゴールデンクロスしています。そのためボックスの中での底打ちから上昇転換している状態にあることがわかります。

しかし50週移動平均線が、上値の抵抗線となっているため、株価がこの抵抗線を上抜けて上昇に向かうかどうかが焦点となります。また週足で上値が軽くなるかの確認として、5週移動平均線が50週移動平均線を上抜ける必要があります。

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また連結PERが6.7倍であり業績面から見ても割安感があるため、ボックス高値圏の1000円台を目指す可能性はあります。週足の抵抗帯を抜けて上昇トレンドになるか、引き続き確認していく必要があります。

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東証1部 1815 鉄建のリクエスト分析

「今期は大幅な増益見通しということで、チャート上も下値を少しずつ切り上げて来ているように見えます。建設セクターの出遅れ銘柄を探していて、同社株の購入を検討していますが、何かアドバイスがありましたら、よろしくお願いいたします。」と、リクエストいただきました。

日足チャートを見てみますと、5月13日の決算発表を機に翌日からギャップアップし、株価は25日移動平均線(緑)・75日移動平均線(水色)を上回る立ち上がりの形状となっております。

しかし、半年タームで見てみますと、ほぼボックス相場となっており、ご覧の通り300円レベルは何度か上値の抵抗となったことがわかります。同レベルには、長期筋の売買指針となる200日移動平均線(橙)が位置していますので、ココを突破しボックス上抜けができるかどうかが目先の焦点となります。

オシレーター系の指標であるRCIを見てみますと、現在80以上の高値圏を示しています。目先の過熱感はありますので、確定売りをこなしていけるかがポイントです。

一方の下値の焦点は、25日移動平均線(緑)が支持線となるか否か。
ココを下回ると、好決算に乗じて買いに入った向きの損切りなども短期的に出やすくなりますので注意が必要でしょう。

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東証1部 9001 東武鉄道のリクエスト分析

「いつも貴重なコメント感謝しています。前期&今期とも四季報予想を上回る好業績銘柄として549円で購入しました。今後の動向や注意点などがございましたら教えて下さい。よろしくお願い致します。」と、リクエストいただきました。

いつもご覧いただきましてありがとうございます。

日足チャートを見てみましょう。

決算発表のあった翌営業日(5月2日)に窓をあけて大きく売られた後は、戻りを試す場面もありましたが、75日・200日などの移動平均線などが上値の抵抗となって再び25日移動平均線(緑)を下回る動きとなっています。
目先は、5/2日につけた決算翌日の安値535円が支持線となるか、反発した場合は25日移動平均線が位置する560円どころを突破していけるかどうかが焦点となります。

週足チャートを見てみますと、長期ボックスを形成しており、購入された近辺はちょうどレンジの中心価格帯となっています。
長期に保有される場合でも、このボックス相場の上限・下限レベルを意識しながら取り組まれるとよいでしょう。
仮に、上方向への動きとなった場合は、600円近辺が過去幾度と超えられない水準となっておりますのでその手前を利益確定のポイントとして考察してみてはいかがでしょうか。

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