東証1部 1821 三井住友建設のリクエスト分析

「いつも欠かさず拝見しています。三井住友建設の購入を検討しています。
横浜のマンション傾斜問題もあり、判断が難しいと思いますが、宜しくお願い致します。」とのリクエストをいただきました。

三井住友建設ですが、日足チャートで確認してみましょう。

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2/12の安値81円をつけた後に反発し、現在は節目100円近辺まで値を戻しています。株価は25日や75日移動平均線の線上にあり、目先は保合い状態にありますが、25日移動平均線と75日移動平均線がゴールデンクロスしていることから、中期的には上昇転換の兆しが見られます。

業績は好調でPERも9.8倍であることから割安感もあり、このまま悪材料が出ない限りは大きく下落する可能性は低いといえます。

ただし、これまでの杭打ち問題をきっかけとした株価下落によって、高値でのしこりも多く、上昇転換の兆しはあるものの、上昇するペースは鈍く、上値が重いと見みます。

短期的には横ばい持続であり、中期的には過去に保ちあった価格帯でもある120円付近を目処として、日数をかけながら上値を試す動きとなりそうです。

また、こういった今後も悪材料が懸念されるような銘柄は、株価が割安にあるとはいえ、相応のリスクが伴いますので、その点はご注意ください。

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東証1部 1719 安藤ハザマのリクエスト分析

「いろいろと外部要因に不安がある中、内需関連に注目しています。本日、日経平均が大幅下落する中で逆行高を演じており、これまでモタついていた株価の流れに変化が生じたように感じられます。今後の株価見通しについて、ご助言がありましたら、よろしくお願いいたします。」とのリクエストをいただきました。

日足チャートでは、逆三尊を形成しはじめており、底打ち感のある形となっています。また2/2と3/23の高値を結んだネックラインを上抜けるかどうかが目先のポイントとなります。またその上には200日移動平均線があるため、そこが上値の抵抗帯となる可能性があります。

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また業績は比較的堅調で、連結PERも8.8倍と低いため、ファンダメンタル的な割安感はあります。そのため現状の下値固めをしている状況から、大きく下落してしまう可能性も低いといえます。

ただし長期的には600円~800円にてボックス形成していた経緯もあり、この間のしこりがあることは否めません。そのため今後800円以上まで上昇していくには、その戻り売りを消化していく必要があり、相応の日柄(期間)が必要になると考えらます。

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短期的には上値は600円から200日移動平均線の650円近辺まで、長期的にも700円以上は上値が重いと見ておくのがよろしいかと思われます。

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東証マザーズ 4563 アンジェスMのリクエスト分析

「アンジェスMこれから買い出動したいが値幅取りに徹して」と、リクエストいただきました。

短期目線での買いを検討されているとご推察し、コメントさせて頂きます。

本日は上に髭を残す形状となっており、10日移動平均線(桃色)を支持線とした強い上昇トレンドを維持できるかどうか、まずは見極めていく必要がありそうです。

出来高が高水準を維持しているうちは上値追いも可能でしょう。
ただ、一日の変動幅は大変大きくなっていますし、過熱感から先日信用規制が入っていますので乱高下となるは否めません。

また、バイオ関連銘柄は日経平均や主力大型株軟調であったがために、物色の対象として注目されてきた背景を考えると、今週後半から戻りを見せた日経平均が今後17,000円の節目を抜けて18,000円を目指す動きとなれば、これまで物色されていた銘柄から一気に資金が引き揚げられる可能性もあるため注意が必要です。

出来高が急激に細ってくるようですと、25日移動平均線辺りまでの下落を想定しなければならないところです。

ある程度値幅をとる目的であれば、目先の高値を追うのではなく、テーマ性・将来性のある銘柄で、材料となるニュースがあれば再び賑わう可能性のある銘柄ですので、目先の加熱感が一服したところで押し目を狙う戦略がよろしいかと考察します。

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