東証1部 2317 システナのリクエスト分析

「中期保有 買値 1475」とのみメッセージをいただきましたので、中期目線でコメントさせていただきます。

日足チャートを見てみましょう。
高値圏ではありながら、各種移動平均線は上向きかつ、株価は10日・25日移動平均線を上回って推移しておりしっかりとした上昇基調となっています。

買値が1475円とのことですので、9・13日のRCIで改めて見た場合、上昇トレンドの押し目の場所でしっかりとタイミングを計ってエントリーされたのだと感じます。

ここから先、最大の上値の焦点は、直近高値1697円(2月8日高値)です。
ここを突破できれば、一段の上昇が期待できます。一方で、同レベルを超えられない場合は、チャートは三尊を形成することになります。短期的には利食いのタイミングではありますが、利を伸ばすのであれば以上の点に注意する必要がありそうです。

下値のポイントは、本日安値1608円、一昨日安値1562円。その下ですと、これまで下値支持線として機能してきた25日移動平均線(緑)が位置する1536円を維持できるかどうかが焦点となります。

25日移動平均線を割り込み、戻り高値で同線が上値抵抗となる場合は、売りに転換する可能性がでてきます。

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東証1部 4587 ぺプチドリームのリクエスト分析

「いろいろ言われておりますが、中期投資で考えております。買値をどのあたりで入れたら宜しいですか。分析よろしくお願い致します。」とのリクエストをいただきました。

日足チャートを見てみましょう。
25日移動平均線(緑色)は上向き、かつ75日移動平均線(水色)より上にあり、株価も25日移動平均線を上回る上昇基調です。上昇基調を続けている間は下げたら押し目買いのスタンスで考えます。

押し目の確認にはRCIがお勧めです。
RCIは相場の過熱感を測る代表的なテクニカル指標の一つで、現在の株価が割安か割高かを判断するときに使われます。

また、ある期間内の株価(終値)に上昇順位をつけ、その期間の日数との相関関係を指数化したものなので「上がり始め」「下がり始め」の時期とタイミングを捉えることができます。ここ数か月のチャートを見てみますと○印のところがちょうど相場の山谷を示しているこことが分かります。

現在のRCIを確認してみますと、短期の9日・13日PCIがともに過熱感を示していますので短期的に勢いがある状態ですが、中期投資の場合は日柄調整をしつつ短期的な加熱感がおさまってきた辺りが、押し目の好機となります。

バイオ関連は、ここ数か月日経平均が軟調に推移するなかで物色されており、目先の好材料も支援材料となっています。
材料消化から出来高が激減するような状態でなければ、このようなRCIが底値で陽転してくるような状態が、中期的には高値掴みをすることなく相場に乗れるチャンスであると考えます。

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東証1部 8304 あおぞら銀行のリクエスト分析

「チャートを見た感じでは、とても購入する気にはなれませんが、株価下落が続き現状の配当利回りが遂に5%になりました。マイナス金利→銀行の収益悪化→減配リスクといった事も考えないといけないのかも知れませんが、チャート分析上、下値メドとしてはどのくらいが想定されますか。」とのリクエストをいただきました。

バブル崩壊後、銀行が不良債権問題に苦しんでいた時代に比べれば銀行株の財務内容は安定性していますし、かつ4~5%の配当は確かに魅力的です。長期目線であれば、配当に注目して投資するという方法も選択肢ではありますが、ご指摘のように業績や財務内容が悪化すれば減配されることもあります。

中長期のトレンドが下向きで、かつ日銀の導入するマイナス金利の波紋が未だにマーケットで消化されていない現状では、下値余地はまだあると考えます。長期トレード派も、下値模索の段階からしっかりと下値を固めてくるまでは、じっくりと買い場を見極めたほうがよさそうです。

さて、本題の下値のポイントですが週足チャートを見てみましょう。

三尊天井の起点辺りまでとすると、300円どころが下値のポイントです。
ちょうどこの辺りは、長らく保合い相場となったレンジの中心ですので、一旦はサポートとして意識されるでしょう。

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