東証1部 3103 ユニチカのリクエスト分析

「いつも適格な診断で勉強になります。決算発表で『赤字転落』と表現されていますが、もともと四季報予想で370億円の赤字予想で、実際の発表は約270億円の赤字で赤字幅縮小に思います。株価を観察していると下値が固まったようにも感じます。株価だけをみると投機のように思われがちですが昔の5405住友金属の株価も25円が記憶にあります。ユニチカもアク抜けできそうでしょうか?お忙しい中、申し訳ございませんが、宜しくお願い致します。」とのリクエストをいただきました。

週足チャートを見てみますと、昨年後半からは水色の26週移動平均線が支持となりご覧のように三角保合いの形状となっています。変動幅が縮小しているうえ、材料への反応も限定的となっておりますので、13週・26週の移動平均線がサポートとして機能している間は、下げれば押し目買いですが、上がれば戻り売りが散見されることでしょう。

また、株価2ケタ台という水準=ただちに割安と判断するのは早計で、また統合前の住友金属と比較するのは業種も違いますしやや強引の感がございます。

変動幅が限定されている状況では短期投資には向かず、下値限定の長期投資であれば一考かもしれませんが、資金効率がいいとはいえません。まずは、この持ち合いを上下どちらに抜けるのかが目先の焦点です。

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東証1部7270 富士重工業のリクエスト分析

「いつもお世話になります。3900-4300円長い保ち合いようやく上放れてきました。4150円300株買い中期5300円目標です分析よろしくお願いいたします。」 とのリクエストをいただきました。

5月8日発表の決算発表後に上昇に転じ、上値試しの展開となっています。
日足チャートで上値のポイントを確認しますと、まず昨年12月28日の高値4449.50円、ついで12月8日高値4617.0円となります。

直近では、昨年12月28日の高値4449.50円突破を目前に2日連続で足踏みとなっておりこのレベルを超えられなければ、これまでのレンジ相場に逆もどりとなりますので好決算への反応が一巡した今週以降の動きに注目です。

信用買い残の高さから考えると、こうしたチャートのポイントや節目に達すると段階的に売り物が出てくる可能性がありますが、その売り物をこなしながら昨年高値4617円を突破することができれば今度は逆に値が軽くなってきます。ここを突破できれば、中期的には5,000円も視野に入ってきます。

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東証1部 8035 東京エレクトロンのリクエスト分析

「アプライドマテリアルズとの経営統合中止により急落しました。短期でのリバウンド狙いで購入を検討していますが、戻りはどのくらいを目途に考えればよろしいでしょうか。」とのリクエストをいただきました。

日足チャートを確認してみましょう。株価は、材料を機に大幅下落。75日移動平均線からのかい離は-20%以上もあり、この下落が続いているうちは基本的に買いは見送りです。

リスクをとって短期的に急落の反発を狙う手法もございますが、4月30日の前場時点で戻りも限定的となっておりますので、ここからの上値の焦点は、まず4月28日の始値高値(6,800円)です。27日安値(7,672円)との間にはマドを形成しての急落となっておりますので、この6,800円を突破しマド埋めにとりかかれるかどうかが目先最大のポイントとなります。

マド埋めにとりかかった場合、次の上値の目安は7000円の大台、そして5日移動平均線の位置する7,300円近辺となります。
下降相場ですので戻りは売られやすくなりますので注意しましょう。

また、4月28日の安値6,498円を割れると、安値更新に再度勢いが出てしまう可能があります。

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