東証1部 5358 イソライトのリクエスト分析

「2015.4.23信用取引で建値268円を7000株を所有しております。投資期間は短期(今週中)です。取引動機は、①4.23出来高急増の中で株価上昇の初動、②底値圏での長期ボックス相場からの上抜け、③連結PER11.0倍とやや低めの数値などです。今後の見通しについて分析をお願いいたします。」とのリクエストをいただきました。

長期間穏やかな相場が続いた後の急騰銘柄は足も速く、短期取引の中でもデイトレード向きといえます。また、急騰後はその後の出来高が高水準を維持できているのかにも注目しなければなりません。

日足チャートを見てみましょう。4月22日発表の業績上方修正が買い材料となり翌23日急上昇となりました。材料を消化するのに数日を経過した後も、上伸の勢いがあり出来高も高水準を維持するようであれば息の長い相場に発展していくのですが、翌日に急騰して以降出来高は激減していることから流入した資金は短期的なテクニカル動意で、追随する動きが限られたことがわかります。

急騰銘柄に乗る場合は、急落することも視野にいれてエントリーしなければなりませんし、トレンドを割らないというレベルまで押しを待っていれば買値より下がってしまいます。

スイングトレード(2~3日)は、中期的な上昇相場が出来上がっている状態のものに短期間乗る手法ですから、トレンドを崩さないのであれば保有し続けることもできます。その点で急騰銘柄に乗る場合とは、根本的に対応がことなってきます。

急騰時にエントリーすると高値掴みになる傾向がありますし、損切りせずに持ち続けると「塩漬け」の要因にもなりかねません。

支持線をあげると、ここ3日間の安値263円、そして5日移動平均線となります。
このポイントを割れないことで出来高が回復してくれば上昇への勢いとなりますが、逆に割れてくるようですと大型連休が控えていますので、短期資金は週末に手じまいも想定されます。

利確できるポイントで手堅くこまめな利食いをこころがけるのがよいかと思います。

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東証1部 2461 ファンコミニケーションズのリクエスト分析

「中期投資(参考として短期投資の場合は?)2015年4月14日購入」とのリクエストをいただきました。

まず中長期視点で日足チャートを見てみますと、75日・200日移動平均線は下向きかつ株価が下回っている状態ですので、下降相場のパターンです。

短期の売買指針である5日・10日移動平均線を株価は上回って下げ渋りを見せていますが、戻り高値を試す場面では、水色の75日移動平均線が上値抵抗線として意識されます。長期視点で持つ場合は、この75日移動平均線を越えてくれば次は橙色の200日移動平均線が上値の焦点です。

こちらの会社は月次で業績速報を発表しています。
2月・3月とマドを開けて急落となった背景は、月次の業績発表が嫌気された格好となっておりますので、これらの各抵抗帯に接近する場面ではこの業績速報にも要警戒です。

参考URL
http://www.fancs.com/investors

保有されている株は、短期投資であれば桃色の10日移動平均線を下値指示線に目先は75日移動平均線近辺。長期投資であれば、買残が増加傾向ですので緑色の25日移動平均線をサポートに段階的に予測される売りものをこなしていけるか確認しながらの保有となります。

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東証1部 4901 富士フイルムのリクエスト分析

「昨年ニーサで3100円で買いました。まだまだ先にいけるものと思うのですがいかがなものでしょうか、ご指導よろしくお願いいたします。」とのリクエストをいただきました。

日足チャートを見てみますと、株価は緑色の25日移動平均線を下値支持線に上昇基調です。桃色の10日移動平均線を上回っている間は強い相場が続きますが、直近MACDヒストグラムは減少傾向ですので動向の見極めが必要な局面です。

昨年3,100円で購入とのことですので、上昇基調の中で25日移動平均線のあたりまで調整を加えたとしてもまだ利益は残ります。この先も継続保有し上値を伸ばすことをお考えであるならば、この辺りまでの下値リスクは考慮しなければなりません。

日経平均株価が2万円アンダーで足踏みしている状態が続くようであれば、一旦は益出しを考えてもよいレベルであるとは思います。

また、今月30日には決算発表が予定されています。内容は蓋を開けてみなければわかりませんが、これまで期待で買われているようであれば発表直後に確定売りが出ることもあるでしょう。

月足チャートで長期の推移を確認しますと、5,500~5,700円レベルがいずれも過去の高値となっていることがわかります。上値を伸ばす方針であっても、5,000円の大台やこのレベルは抵抗帯となりますので念頭にいれておきましょう。

現在株価は6ヶ月移動平均線を下値支持線に上昇基調ですが、高値警戒感はあります。株価が6ヶ月移動平均線を下回ったら下降転換に要注意です。

4901D

4901M

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