東証1部 6701 NECのリクエスト分析

「マイナンバー関連等で今後の業績に期待できそうに思いますが、チャート上はどう判断すれば良いでしょうか。アドバイスをお願いいたします。」とのリクエストをいただきました。

日足チャートを見てみますと、長期投資の売買指針である200日移動平均線を上値抜けしたことで、立ち上がりの形状となっています。
来年1月から始まるマイナンバー制度への期待から下値では底堅く、直近では年初来高値を更新してきたことで短期的に値が軽くなっています。

チャート上での上値焦点は、昨年7月に付けた高値405円です。このレベルは昨年11月の上昇局面でも戻りを叩かれており、強い抵抗として意識されるところです。
抜ければ今度はそこが逆に強い支持線として機能していきますが、まずはこの攻防に注目です。

2015年4月28日は決算発表が予定されています。
ここでは来期の予想がでて参りますので、強い予想が出てくれば上値抜けを後押しすることになりますが、先に好材料を折込む相場展開が発表前に続けば、戻りで叩かれることも想定しておく必要があるでしょう。

長期的に見れば、国策絡みの好材料ですが目先はチャートのポイントと決算予想をひとつづつ確認していく必要がありそうです。

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東証1部 8423 アクリーティブのリクエスト分析

「ドンキホーテさんの関連会社として、最近少し株価は上昇していますが、今後の見通しは如何ですかね?」とのリクエストをいただきました。

今年2月、外国通貨で直接清算を可能にする国内初の「外貨によるレジ精算サービス」の提供を開始と発表したことで、インバウンド(訪日外国人)関連銘柄として注目されるようになりました。

材料消化で一時は利益確定が先行したものの、25日移動平均線を下値支持線に反発すると、株価は10日移動平均線をサポートに強い上昇トレンドとなっています。

昨日保合いを上放れしてきたことで、本日は上値試しの展開となっておりますから、長期派は押し目待ちですが、短期的には勢いがある状態ですので追随買いも誘いそうです。10日移動平均線を株価が上回っている間は、強い相場ですが、今後出来高の減少の傾向がみられる様になるとスピード調整にも注意が必要です。

話題のテーマ性がある銘柄ですし、今後の需要の拡大も期待されます。
「訪日外国人数が増加」などというニュースが流れれば、材料視される銘柄としてドンキホーテ(7532)と合わせてチェックしておくのもよいでしょう。

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東証1部 1801 大成建設のリクエスト分析

「最近少し下がってますが、建設特需の影響か信用買いも増えてるようにおもいます。株価perは、高めに思いますが、どう判断したらよろしいでしょうか?よろしくお願いします」とのリクエストをいただきました。

日足チャートを見てみますと、直近75日移動平均線を割り込んできたことで、長期上昇相場の調整が懸念されます。

上値で75日移動平均線が抵抗として機能している間は、買いは見送りです。
ご指摘のように信用取組は8倍となっていますので再び上値で75日移動平均線との攻防があったとしても上値が重くなると推察されます。

一方の下値の焦点では、目先高値ボックス相場の下限650円処が下値支持となるか見ていきたいところです。仮にここを割れると保合い相場が一段下へ移動することになります。

PERは他の同業銘柄とくらべると高めです。これは現在の株価が未だ高値圏で推移していることも影響していると考えられます。

昨年堅調だった建設株は全般、今年に入ってから大型株シフトの動きから上昇一服となっています。しかし、逆にここのところ堅調な大型株の上昇が一服した時には、物色の対象として再度見直され注目されることもあるでしょう。

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