東証1部 5002 昭和シェル石油のチャート分析

「こんにちは。お世話になっております。 5002昭和シェル石油について、分析をお願いいたします。上昇トレンドから一転、下降トレンドになっており、下落が止まりません。何か原因がありましたでしょうか。また、テクニカル分析で、下落が続いた場合の下値のめど、戻りのめどについても分析をお願いいたします。」とのリクエストをいただきました。

昭和シェル(5002)ですが、今回の下落は主に石油価格が急落したことが要因といえます。在庫の評価額が下がるという憶測から、現在の石油関連銘柄は、原油の価格と動きを合わせるように総じて売られています。

チャート上では、週足にて主要な安値の870円が下値の目処となります。しかし原油価格が、現状のまま下落を続けるのなら、同じく連れ安してしうため、下値の目処も割り込む可能性も出てきます。

今回の主要な安値を下回りますと、株価は週足でのダブルトップとなるため、チャートからいえば下落が続く可能性が高くなります。しかし現状のPERが9.2倍ということを踏まえますと、ここから大幅に株価を下げることは考えにくく、また11/11に決算発表を控えており、ここで著しく業績が悪化しない限りは、底打ちは間近と見るのが妥当かといえます。

 

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東証1部 7552 ハピネットのチャート分析

「いつも適切な分析、参考にさせていただいています。妖怪ウォッチ関連のグッズが大流行のハピネットは今後、どのような株価推移をするでしょうか。10月中旬も26週線が支持線となって、下げ止まっています。よろしくお願いいたします」とのリクエストを頂きました。

ハピネット(7552)ですが、キャラクター関連の売上が期待されて、一時期は堅調に上昇傾向を維持しておりましたが、8/11の決算発表にて最高値を付けて、その後株価は下落傾向にあります。また株価は75日移動平均線を9月に割り込み、10/14に最安値を付けて反発しています。週足では、その反発したポイントが26週移動平均線近辺となります。

注目したい点として、8月までの急激な上昇にて溜まってしまった信用買い残が、現在もそのまま残っている状態にあり、これは今後の上値の重さ繋がります。また出来高の減少も株価に勢いが無い証拠となります。週足では反発感がありますが、日足で見る限りでは、高値ボックスを形成する可能性が高いといえます。レンジの幅は過去の株価の動きなどから1,500円から2,000円となります。また目先もRCIが高い位置にあるため先高感があります。

今後、株価が2,000円を超えて、高値を更新するには出来高も伴う必要があります。それには来月11/12に中間決算の発表がありますので、その結果しだいとなります。現状では好業績であることは8月高値ですでに織り込まれていますので、中間決算で市場の想定以上に業績が伸びているかが焦点となります。

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東証1部 9475 昭文社のチャート分析

「このところ出来高が増えてきたなと思っていたのですが,本日,少し値を飛ばしたような雰囲気を感じました。どの程度まで行く動きなのでしょうか。ここから追いかけて追加購入するべきか,所有株の売りタイミングを探すだけなのでしょうか。」とのリクエストをいただきました。

日足チャートでは25日移動平均線、75日移動平均線、200日移動平均線が上向きで、上昇トレンドの状態です。また10日移動平均線を株価が上回っているため、短期的な上昇も持続している状態です。また中期的な高値圏を示すSRVも50%以上で推移しているため、ここからの上値はそれほど値幅がないとみます。

また、ご質問ある上値の目処としまして、1/17の最高値750円が最も意識されやすい価格となります。過去の高値はその銘柄の限界値の目処ともなり、また注目される価格ですので、抵抗となりやすいといえます。

そのため現在の価格から750円までの、値幅余地が小さい点を考えますと、この株価位置からの買い増しは、ややリスクが高いといえますので、ひとまず売りタイミングを狙っていくのが、最善といえます。

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