JQ 2362 夢真HDのリクエスト分析

「いつもお世話になっております。@729で1000株持っております。今日年初来高値を更新しました。もう少し高値を狙えますでしょうか。売りは、どのあたりかかと。購入時期は、2014年です。高配当と優待ありでしたので・・・優待はなくなってしまいましたが。よろしくお願いいたします。」と、リクエストいただきました。

それでは、日足チャートを見てみましょう。

10~200日移動平均線が上向きで、短期線から上から順番に並んでいます。株価は10日移動平均線(桃)を下値支持線にした強い上昇基調です。

日々高値を更新している間は上値を伸ばしてもよいですが、現在90~ 100に近い水準で横ばいとなっている9日RCI(水色)が80を割ってきた場合は短期的な調整に注意が必要です。10日線または25日線あたりまでの調整を考慮しなければなりません。

ついで、長期保有のポジションということで月足チャートを確認してみましょう。

2014年に729円で保有した銘柄ということで2013年高値(1173円)抜け時での利食いのチャンスはあったと思われます。本来この1173円を再び割れた際は手じまいでよいかと思いますが、これまでは配当狙いとのことでしたね。

今回も直近の高値(1021円)抜けが出来るのかをまずはみていきます。
1021円を超えて根固めできるようであれば次の目標は1173円です。

しかし、1021円を再度割れた場合やそもそも抵抗線として抜けない場合は注意が必要です。
判断が必要な局面でしょう。
MACDヒストグラムが増加から減少に転じると調整に注意が必要です。

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東証マ 3994 マネーフォワードのリクエスト分析

「最近4460円で購入しました。この株は、じっくりと持っていて良い株でしょうか。薄利でも利が乗れば手放すべきでしょうか。マザーズは落ち着いて眺められません。」と、リクエストいただきました。

それでは、週足チャートを見てみましょう。

ご覧のように、昨年後半より高値圏ボックスの動きです。
5000円の大台は週ベース終値で維持した週は1週しかありません。
5000円の大台超え付近では売り圧力が強いものと思われます。

MACDがデットクロスしていますので、目先の上値は重そうです。
テーマ性のあるフィンテック関連銘柄ですが、東証マザーズの値がさ株で日々の変動幅が大きいため、中長期保有となると持ちきれない場面も出てくるかと思います。

継続保有するのであれば、26週移動平均(水色)やボックス下限が下値支持線として機能できるがどうか見極めていきたいところです。
26週移動平均線を割りますと、高値形成からの戻り売りパターンとなりますので注意が必要です。

売上高は伸びていますが、新興企業ですので広告宣伝費などの先行投資がひびいているのか営業・経常利益は損失がのこります。長期保有をしても現状配当などはありませんので取引参加者で長期保有派は少ないと思われます。短期投資派が多いため、日々のボラティリティが高いともいえますし、短期派はいざトレンドが崩れた時の動きは速いです。
短期売買では十分な一日の値幅があるため選好されやすい銘柄でしょう。

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東証1部 4319 TAC のリクエスト分析

「初心者です。株は大損すると聞き怖い気がしますが、10万円以下の投資で短期間(3日から2週間程度)の結果を出したいと思っています。」と、リクエストいただきました。

それでは、ご依頼の4319 TACの日足チャートを見てみましょう。

10日移動平均線(桃)が上向きで、25日移動平均線(緑)が75日移動平均線(水)を上回っており、株価は75日移動平均線を下値支持線にした上昇基調です。

しかしながら、価格水準の低い定位株でここ数カ月の値幅は数十円とボラティリティが極めて低い状態で、日々の出来高も低水準です。チャートの形状はよくても、取引参加者が少なければ追随する動きも限られ高値をとっていく動きは限定されます。

『短期間(3日から2週間程度)の結果を出したい』のであれば、トレンドがしっかりでている状態で1日の売買代金も1億以上の銘柄を探されるとよいかと思います。

株の達人では、スイングトレードに向いた上昇トレンドの銘柄を選択できる機能があります。そこへ最低購入金額10万円以下の条件を付けて銘柄選択できますので、ぜひご利用ください。

右肩あがりの25日線を下値支持線とする上昇基調が続く間は、下げたら押し目となりますが、同線を下回ってくると売り場となりますので注意が必要です。

上値は260円乗せを伺う場面で大陰線が散見されますので、目先260円近辺が抵抗ラインとして意識される局面です。

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