JASDAQ 9424 日本通信のチャート分析

「7月末に平均1100円で信用で購入毎日の追証に耐え切れなくなってます。追証を入れても復活の見込みはあるのでしょうか?」とのリクエストをいただきました。

日本通信(9424)ですが、日足チャートでは75日移動平均線を割り込み下降トレンドの状態になっていますので、非常に上昇しにくい状態にあるといえます。格安スマホ関連でテーマ性もあったため株価は半年以上、上昇してきたわけですが、現在はピークから比べても出来高も少なく大相場が終わった後の状態です。

下げ止まりの下値メドの付け方として、心理的な節目としての500円近辺か、もしくは200日移動平均線の471円近辺が目安となります。また25日移動平均線を上回ることができれば、75日移動平均線近辺までの株価が戻る可能性が出てきます。

テーマ性としては注目度が高いため、今後の業績が反映される兆しが見えてくるのなら、今後株価が1,000円台まで回復できるかとは思われますが、一度天井を付けた株価が再びその水準まで上昇するには、相当の日柄整理が必要となります。

そのため現状のチャートで判断する限り買値まで戻るには難しい状況です。また少しでも損を軽減させてから、売却されたいのであれば500円程度までの下値を想定しながら、75日移動平均線の850円近辺か、または1,000円近くまで株価が戻ったら売却するというのが現実的な方法かと思われます。

20140912-1

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東証1部 6742 京三製作所のチャート分析

「首都圏の鉄道各社にて駅のホームドア設置が拡大するとの報道が先日あり、また先般の日印首相会談によるとインドの鉄道等インフラ整備に日本企業が技術提供する可能性も出てきています。こうした動きの中、関連銘柄として同社の今後の業績には非常に大きな期待が持てると思うのですが、中長期(オリンピックまでの5~6年間)で株価の見通しはいかがでしょうか」とのリクエストをいただきました。

まず今回は中長期投資ですので、月足チャートにて解説させていただきます。ここ数年での動きでは250円から500円近辺でのボックスの動きといえます。現在はそのボックス圏の中間にあり、また株価は2012年に付けた安値251円から上昇傾向にありますので、ボックス圏の高値でもある500円まで上昇する可能性も出てきています。

ただし現在は5年平均線や10年平均線が上値を押さえていますので、そこを株価が上抜けていけるかどうが焦点となります。特に10年平均線に関しては、昨年から上抜けることができていませんので、上値の抵抗としては固いといえます。

多少の上下を気にされないであれば、長期的な仕込み場としては、よろしいかとは思いますが、ご質問にあるようなテーマ性を狙って仕込む場合、それが業績に反映されるまでは長期間を要しますので、それを踏まえた上で検討されてみてはいかがでしょうか。

20140910-1

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東証1部 4927 ポーラ・オルビスホールディングスのチャート分析

「過去のチャートを見るとボリンジャーバンド-2σの位置で下げ止まっています。本日もそのあたりの価格で反発をしています。1年間のチャートも右肩上がりのようです。今後の見通しはいかがでしょうか?アドバイスをお願いいたします。」とのリクエストをいただきました。

ポーラ・オルビスホールディングス(4927)ですが、ご質問にもあるように、ボリンジャーバンドの-2σで下げ止まっています。また過去の動きを見ましても、かなりゆるやかな上昇トレンドにあり、またここ数ヶ月に至っては、7/31の急騰を除けば、ボックストレンドの動きです。そのため過去もボリンジャーバンドの-2σ近辺で止まっていることが多く、ほぼ同じパターンで動いています。

また9日・13日RCIでは過去の底値と同じ水準にあるのがわかります。そのため今回もボックスの下値圏であることが確認できますので、反発が期待できるといえます。またボックスの下値圏でエントリーする場合も、万が一ボックスを下抜けてしまったことを想定して、ストップロスを決めておく必要があります。

20140903-1

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