JASDAQ 6432 竹内製作所のチャート分析

「こちら、持ち合いからここのところ上放れしたようですが、上値は伸び悩んでいるのか?、今後の展開はどう見たらいいでしょうか?勉強会でも出ていた銘柄でしたので、是非教えて下さい。お願い致します」

竹内製作所(6432)ですが、7月から続いた保合いを上抜けたため、短期的な上昇の期待ができます。日足の移動平均線から見ても、10日から200日移動平均線がぞれぞれ上向きにあるので、強い上昇トレンドといえます。

ただし出来高が少ないため、今後より勢いをつけるためには、出来高の増加を伴った上昇がほしいところです。

短期売買としては、株価が10日移動平均線を下抜けない場合は上昇持続とみます。短期の方向が色で判別できる転換足では赤の足が続く間は短期上昇トレンドが続きますので、現状も上昇しやすい状態にあります。

また注意点として、この銘柄のように株価位置が高い所から狙う場合は、必ずストップロスの価格を決めておく必要があります。そのため、万が一株価が下落した場合ことを想定して、10日移動平均線や25日移動平均線を割り込んだ辺りに、ストップロスを入れておくがよろしいかと思われます。

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東証1部 9699 西尾レントオールのチャート分析

「きれいに右肩上がりのチャートを形成しており、業績もよいです。参入したいのですが、価格もかなり上がってきています(PERでは17倍程度のようです)。これから参入するには遅いでしょうか。10%も上げってくれればありがたいのですが。時価:4320円(8月11日)」とのリクエストをいただきました。

日足チャートでは右肩上がりの上昇トレンドを長らく続けています。また株価がある程度調整が入ると、再び買いが入り押し目を形成しながら、高値を更新している典型的な上昇トレンドを維持しています。とくにRCIが安値圏を示すと、株価が上昇するパターンを繰り返しています。

業績面では、増収増益が連続して続いており、大変好調ではあります。PERも17.5倍と業績面からすれば、高すぎる上昇ではありませんので、これが株価の下支えの要因となっているといえます。

そのため1~2週間程度の売買スタンスであれば、利益を狙えるチャンスはあるといえますが、数ヶ月程度の中期的なスタンスであれば、上昇トレンドが形成してから7ヶ月以上続いていますので、上値の余地が少ないといえます。

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東証1部 5801 古河電気工業のチャート分析

「軽金属事業が連結対象外になったことや、大雪被害など、悪材料が重なりましたが、株価には織込み済と考えてよろしいでしょうか。これからは、リニア関連や電柱地中化関連として注目される可能性があり、中長期で購入を考えております。」とのリクエストをいただきました。

日足のチャートから見ますと、移動平均線から見ましても、200日、75日、25日移動平均線が上から順に並んでおり、下降トレンドの状態です。しかし株価5/21に付けた安値を割り込んでおらず、また25日移動平均線に関しては上向きのため、中期的な底値固めの動きといえます。

また短期的にも200円から230円の狭いレンジで動いており、これも底値固めの兆候と言えます。また悪材料に関しましては、下値を切り下げていないため、織り込み済みといえます。

しかし現在、上値の重さになっているのが、信用買い残の残株数の多さです。また取組み倍率も24.4倍と大変高いため、この残株が解消されない限りは、上値の重さが続く可能性があります。

今後、中期的な上昇局面に入るには、株価が75日移動平均線を上回り、また信用残が解消される必要がありますが、日柄調整の期間でいえば、底値固めのレンジの動きになってから、まだ3ヶ月程度しか経過しておらず、信用期日からいえば、あと3ヶ月程度の調整期間が必要といえます。

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