東証マザーズ 4813 ACCESSのチャート分析

「690円で購入しました。今後の見通しをお願いします。」とのリクエストを頂きました。

ACCESS(4813)ですが、移動平均から見るトレンドとしては下降トレンドの状態にあり、上値が重たい状態と言えます。また信用取引の買い残株数が262万株と大量に残っており、これも上値の重さにつながっています。

また6/19は材料により上昇しましたが、昨年から今年3月まで続いていたボックスレンジでのポジションがシコリとして残っているため、株価が上昇し始めると戻り売りとなり、すぐに上値を押さえてしまいます。

目先の株価の動きも75日移動平均線は上回ってはいるものの、200日移動平均線を株価が下回っているため、上値は重く下降基調にあります。

今後、株価が買値以上に上昇するには、先の信用買いの残株数が減少する必要があり、そのためには日数を掛けて残株数を減少させていく必要があります。

またこういった銘柄の特徴として、また突発的な材料があれば急騰する可能性もありますので、そういったことがあれば手仕舞いのタイミングかと思われます。

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東証1部 8515 アイフルのチャート分析

「何時も、勉強させていただいております。5日線にそって押し目らしい押し目も見せず上昇しており、また週足6週連続陽線です。829円チャレンジで宜しいでしょうか。」とのリクエストを頂きました。

アイフル(8515)ですが、上限金利の改正案をきっかけに株価が急騰しています。またご質問の通り、5日移動平均線をほぼ下回ることなく、短期上昇型のパターンとなっており、出来高も増加傾向あることからも、株価の上昇に勢いがあることもわかります。

ご質問にあった829円というのは昨年5/13の高値かと思われますが、今の株価の動きからすれば、その価格が意識されているといえます。またRERから見ても、現状で9.3倍と割安な状態にあり、今後法改正によってさらに収益が拡大するのであれば、今の株価水準は相当な安い状態にあるといえます。またそういったところを先取りして買われています。

ただし現在は、チャート的な過熱感はありますので、10日移動平均線を割り込むなど短期トレンドが崩れた場合は、25日移動平均線までの調整か、または高値保合いの状態になる可能性があります。

法改正されるのを前提に、長期スパンで狙うのなら、25日線近辺まで調整するまで待つか、利食いなどの押し目が入るのを踏まえた上で、高くても買っていくかの判断になります。

また株価水準は期待もあり、下値から見れば高い位置にありますので、もし法改正を織り込んだ株価の期待を削ぐような事になれば、大きく株価が下落する可能性もありますので、そこは注意深く見ていく必要があります。

数日程度の短期売買としては、面白みがある銘柄といえますが、やや中期スパンを目指すのなら、押し目の調整を踏まえた上での売買がよろしいかと思われます。

※下の画像をクリックすると拡大されます。

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東証1部 8848 レオパレス21の分析

「年初来安値から立ち上がるかのようにも、チャートは見えます。今後の展開と、貸借倍率が162もあり、これはどう影響するのかお教えいただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。」とのリクエストをいただきました。

レオパレス21(8848)ですが、本日の上昇にて75日移動平均線を上抜けたことからも、短期的には上昇傾向が強まりましたが、値も550円(4月、5月の抵抗)や568円(200日線)が上値押さえとなる可能性があるためボックスの動きになるかと思われます。また、ご質問にあったような5/21の安値424円は当面の底値といえます。

また今後、200日移動平均線を株価が越えられるかどうかが上昇トレンドに入っていけるかの焦点となります。現在のトレンドの状態で見ますと200日線の下に75日線が位置しており、また75日線も右肩下がりのため、中期的な下降トレンドの状態にあります。本日75日線をブレイクしたことで200日線を越えていければ、再び上昇トレンドに入っていく可能性があります。

また信用取組ですが、本来空売りができない銘柄ですので、162倍という数値は意味がありません。ただ信用買い残の残株数は488万株ありますので、これに関しては上値の重さにつながります。短期的には上値は550円から568円近辺、中期的にはボックス形成しながらの底値がための動きといえます。

チャート画像は以下をクリックしてご覧ください。
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